ピアニストの
アリス=紗良・オットが、アイスランド出身の作曲家で2018年に亡くなった
ヨハン・ヨハンソンの楽曲をソロ・ピアノで世界初録音したアルバム『
ヨハン・ヨハンソン:ピアノ作品集』を3月6日(金)に発表します。オットは2025年秋以来、このアルバムからの先行EPを2タイトル発表、1月9日には新たなシングル「メロディア(III)」を公開しています。
アルバム『ヨハン・ヨハンソン:ピアノ作品集』に収録される楽曲は、『
エングラボルン』『
オルフェ』といったスタジオ・アルバムをはじめ、『
コペンハーゲン・ドリームス』、さらにはゴールデングローブ賞を受賞した映画『
博士と彼女のセオリー』など、ドキュメンタリーや長編映画のために書かれた先駆的な映画音楽にまで及び、ヨハンソンの作曲家としてのキャリアを網羅しています。
ヨハンソンと直接会う機会がなかったというオットは、録音準備の一環として、彼の友人や仕事仲間たちと時間をともにしました。その中には、グラミー賞ノミネート歴を持つプロデューサー兼エンジニアのベルグル・ソリッソンも含まれており、録音セッションはアイスランド・レイキャヴィクにある彼のスタジオで行なわれました。こうした過程から、オットはヨハンソン作品への愛情をさらに深めていきました。
ヨハンソンの楽曲について、オットは「彼の音楽言語には、非常に特別な親密さと切迫感があります。騒音に満ち、ときに不協和な現代社会において、人々が求めているものに語りかけてくるのです。音楽の構造や建築的な組み立てによって、自然と心を集中させ、内省へと導いてくれます」と語っています。
アルバム・アートワークのヴィジュアルは、ヨハンソンの友人で、コラボレーターでもある写真家のヨーナタン・グレタルソン、アートディレクターのアンダース・ラーデゴーとともに制作されました。
Photo by Jonatan Gretarsson