マニアのみならず認知されている英国のブラック・メタル・バンド、クレイドル・オブ・フィルスが　通算7作目となる新作を発表します。タイトルは『ソーノグラフ』。

　凶暴さと壮大なオーケストレーションが織りなすドラマティックなサウンド、喚きからグロウルまで駆使するダニ・フィルスの強烈なヴォーカル、シアトリカルなヴィジュアル・イメージなどで、“吸血鬼集団”“ヴァンパイア・メタル”などと評される彼らですが、今作でもその魅力は不変の様子。プロデューサーは前作『ニンフェタミン』（写真・2004年）と同じロブ・カジアーノを起用し、ゲストにはなんと、耽美派ゴシック・バンドのHIMから、シンガーのヴィレ・ヴァロが参加しているとのことです。

　この新作の発売は現時点で、国内盤（RRCY-21265 税込\2,548）が9月6日、海外では9月19日に予定されている模様。あの、病みつきになる病的・猟奇的・官能的な世界観を期待しましょう。