エルトン・ジョン（Elton John）とブランディ・カーライル（Brandi Carlile）がコラボレーション・アルバム『天使はどこに』を4月4日（金）に発表します。エルトンの長年のソングライティング・パートナーであるバーニー・トーピンとカーライルが歌詞を書き、プロデューサーのアンドリュー・ワットが全面参加。先行シングルの「天使はどこに（Who Believes In Angels?）」と、アルバム制作を追ったオフィシャル・トレイラーが公開されています。

　アルバムは「ローラ・ニーロの薔薇」という曲で始まり、2024年に公開されたドキュメンタリー『エルトン・ジョン：Never Too Late』（ディズニープラスで配信中）のエンドクレジット・ソング「ネヴァー・トゥー・レイト」、先行シングルの「天使はどこに」などを収録する全10曲。米ロサンゼルスのサンセット・スタジオで2023年10月に20日かけてレコーディングされ、チャド・スミス（ds / レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）、ピノ・パラディーノ（b）、マルチ・インストゥルメンタリストのジョシュ・クリングホッファー（元レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）が参加しました。

　公開されたオフィシャル・トレーラーは、エルトンが自身の作曲ならびにレコーディングセッションの撮影をはじめて許可した何百時間にも及ぶスタジオ映像から編集されたもので、行き詰まり、ひらめき、涙、破り捨てられた歌詞――。裏表のない彼らの素の姿を捉えた映像には、エルトン＆ブランディほかチーム全員の感情が揺れ動く創作過程の全容が赤裸々に映し出されています。

　このアルバムについて、エルトンは「これまで作ったアルバムの中で最も大変で、同時に人生における最も素晴らしい音楽体験の一つだったよ。これを作ったことで、前に進むための場所を見つけられた気がする。『天使はどこに』で私は新しい時代に足を踏み入れ、未来に向かって扉を押し広げた。これまでやってきたことはすべて後ろにある。それらも素晴らしい、驚くべきものだった。でもここが私にとっての新たな出発点。キャリアの新たなスタート、第2章の始まりだ」と自信をのぞかせ、ブランディは「やり遂げたんだという事実に、いまだ興奮が収まりません。エルトン・ジョンのソングライティングの基準に皆が従えば、おのずとすべてはレベルアップする。それは音楽を作るという上で、とんでもなく挑戦的でインスピレーションに満ちた環境でした。皆がアイデアを出し、互いのアイデアに耳を傾ける。まるで家族のようでした。今はいろんなことが起きていて、生きるのが大変な世界。平穏さや達成感を見出すのは難しい。そんな中に喜びや歓喜の瞬間を探そうとするのは、ある種、時代に抗う行為かもしれない。それこそが、まさにこのアルバムの意味することなのです」とコメントしています。

　アルバムはLP、CD、カセット、デジタル配信でリリース。国内盤は、CDのみの通常盤、日本独自企画で7インチ・サイズの紙ジャケットにボーナス・トラック収録のCD、スタジオ映像などを収録するDVD、ポスター、ロゴ・ステッカーを収めるデラックス盤、ボーナス・トラック収録のCD、スタジオ映像などを収録するDVD、アイロンプリント、6枚のポラロイドプリントを収める輸入国内盤仕様のデラックス・ボックスの3仕様が発売されます。






Photo by Peggy Sirota