キース・ジャレット(Keith Jarrett)が1975年に発表した不朽の名盤『
ケルン・コンサート』の50周年記念限定盤2LPが、12月12日(金)に発売されました。このアルバムは、1975年1月24日に独・ケルンのケルン歌劇場で開催されたキース・ジャレットの即興ソロ・コンサートを録音したもの。
マンフレッド・アイヒャーがプロデューサーを務めて、ECMレコードから発売され、これまでに400万枚以上のセールスを記録しています。また、本作をユニバーサル ミュージック・ストアで12月22日(月)までに購入すると、抽選で15名に“『ケルン・コンサート』オフィシャルTシャツ(ドイツ製)”が当たります。
このケルン歌劇場でのコンサートは、当時18歳の熱心なジャズ・ファンの女学生、ヴェラ・ブランデスが企画したものでした。しかし、用意されたピアノはキーストの指定したものではなかっただけはなく、調律さえされていませんでした。そんな中、数日間不眠が続いたことによる激しい背痛に悩まされていたキースはこのコンサートを中止すると一旦告げたものの、ヴェラの説得を受け最終的には深夜23時半にステージに上がって演奏します。そのライヴ録音が世界でもっとも売れているジャズ・ソロ・アルバムの誕生となりました。
そんなエピソードを描いた映画『1975年のケルン・コンサート』が、2026年4月10日(金)より、東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほか全国順次にて公開されます。
映画の原題は『KÖLN 75』。『ケルン・コンサート』50周年となる2025年3月にドイツを皮切りに公開され、アメリカでも10月に公開されました。当時18歳だった女性プロモーター、ヴェラ・ブランデスを主人公に、『ケルン・コンサート』の裏舞台を描いた音楽青春映画です。