“現代ジャズ・ギターの皇帝”ことカート・ローゼンウィンケル（Kurt Rosenwinkel）が、ブラジル・ミナス新世代のアーティストらを招き、完成までに10年の歳月を費やしたという新作『カイピ』（SONGX-042 2,500円 + 税）を2月10日（金）にリリース。このアルバムを携えて4月に来日公演ツアーを開催することも決定しています。

　パット・メセニーと同じくゲイリー・バートンの許で本格的な活動を始め、ジョシュア・レッドマン、ブライアン・ブレイド、レベッカ・マーティンら数々の逸材と共演。自身のアルバムも、Qティップをプロデューサーに迎えた『ハートコア』（2003年）など10数点を発表しているローゼンウィンケル。「これまで自分の中にあっていつも分かれていた二つのこと、ジャズ・ミュージシャンとしての人生と、ロック、ブラジル音楽など色々な音楽、特に歌詞のある歌を愛する者としての人生がやっと解決にこぎ着けた。ついに自分の音楽を見つけたように感じている」と語るように、新たな代表作とも言えるアルバムが完成。あらゆる楽器を一人で演奏し、ゲストとしてアントニオ・ロウレイロらブラジル・ミナス新世代ミュージシャンが参加。エリック・クラプトンの客演にも注目です。

　この新ユニット“Caipi Band”を率いての来日ツアーは、4月12日（水）の愛知・名古屋 BLUE NOTEを皮切りに、岡山・MO:GLA（モグラ）、東京・南青山 BLUE NOTE TOKYO（2デイズ）、神奈川・横浜 赤レンガ倉庫 MOTION BLUE YOKOHAMAの4都市5公演。ロウレイロを含むブラジル・ミナス新世代を中心とした選りすぐりのメンバーと共に、“ポスト・ジャズ・ブラジレイロ”を繰り広げます。