ストレンジャー・コールや
リロイ・シブルズのコーラスも務めた日本のシンガー・ソングライター、
モッチェ永井による、入魂の一発録音 / 自家製盤となるフル・アルバム『I WONDER』が2027年1月20日(水)にLPでリリースされます。
古いジャマイカのレコードの妖しげな魅力に取り憑かれた、総勢14名による生演奏バンド・アンサンブルで満ちたアルバムは、1950年代後半から60年代前半のジャマイカにおけるスカ誕生前後の録音方法や当時の録音思想を、血眼になって調べ上げ(ほんとに)、古いリボンマイクやオープンリールなどのヴィンテージ機材を活用して再現したもの。単なる懐古的な再現にとどまらず、モッチェ永井の歌声とオリジナルの日本語の世界観が組み合わさり、その魅力が最大限に引き出された仕上がりです。
参加アーティストは、結成20年超のビッグバンド“
GENTLE FOREST JAZZ BAND”のテナーサックス奏者を務める上野まことや、“
Exotico De Lago”のドラマーの北野原光生というモッチェ永井がライヴ活動等で出会った実力派メンバーたち。さらに、日本のスカ・ロックステディ、ブルース・シーンで活躍する多くのメンバーも参加。ゲストヴォーカルには、2026年の〈FUJI ROCK FESTIVAL〉にも初出演し話題の、福岡のシンガー・ソングライター、
岩崎桃子(八ノ字のヴォーカルとしても活動)を迎えています。
そして、アルバムの世界観を見事に表現するジャケット / アートワークは、Of Tropiqueのジャケットも手掛けるYOTSが、7インチとLPの両方を担当。
また、本作は、モッチェ永井の運営する「TENDERLY Records」からのリリースとなりますが、これまで何度も作品をリリースしてきた「こだまレコード」とAuthentic Ska Standardの「Scandal Records」も全面協力。録音とミックスは、新進気鋭のエンジニアでサックス奏者のAUTHENTIC SKA STANDARDの大島隆晴(T.Osh)が担当し、2026年8月、西東京のスタジオで録音されました。
レコーディングは、楽器ごとにそれぞれのパートを別々に録音し、最後に歌を重ねる近代では当たり前の方法ではなく、演奏者同士の濃密な音楽的コミュニケーションをそのまま記録するために、一発録音=ほぼすべての歌と演奏を「せーの」で同時に録音する昔ながらの手法で行なわれました。グランドピアノではなくアップライトピアノ、真空管アンプではなくトランジスタアンプ、コンデンサーマイクではなくダイナミックマイクやリボンマイク、マルチ録音ではなく一発録音という具合。全てはモッチェ永井という音楽家の魅力を表現するための道具と環境として選び抜かれたものです。
なお、使用マイクはRCA 44-BX、77-DX、77-D等の1960年台当時に使われていたビンテージリボンマイクを中心に選択。モッチェの声の魅力を最大限に引き出し、古き良き往年のレコードにあった生々しくザラリとした質感でありつつも、ふくよかで温かみのある音像を目指しています。