2016年3月2日に没後10年となるTVドラマの名プロデューサー、故・久世光彦が手がけた昭和を代表する傑作ドラマ『寺内貫太郎一家』。そのDVD-BOXが税込5,400円という期間限定スペシャル・プライスで5月25日（水）に発売されます。なお久世は、2006年2月22日に『寺内貫太郎一家』DVD発売イベントに小林亜星、加藤治子、西城秀樹、樹木希林（悠木千帆）、浅田美代子らと共に参加しており、この模様は『寺内貫太郎一家 期間限定スペシャルプライス DVD-BOX3』に特典映像として収録されています。

　5月3日（火・祝）〜9日（月）にわたって東京・日本橋 三越本店で開催される〈昭和のスターとアイドル展〜テレビからヒット曲が生まれた時代〜〉では、特別展示として〈昭和のテレビドラマと歌謡曲〜久世光彦の世界〉が設置され、『寺内貫太郎一家』DVD-BOXの特別先行販売が予定されています。

あの頃、向田邦子も久世光彦も加藤治子も僕達も、何故かみんな不幸だった。
不幸だったからこそ、幸せとは何かが、誰よりも解っていたように思う。
結婚記念日なんてしゃらくさい事には、全く関心が無かった貫太郎だが、今時の人間のように、離婚なんて事は、全く考えても見なかった。
大げさに言えば、二度と帰らない昭和という凄い時代を、一途に生きた日本人の心の記録が、ここにある。
今の世の中では、時に愛が暴力に至るこの物語は、放映不可能であろう。
――小林亜星


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