メタリカ（Metallica）は、500万枚以上の売り上げを記録した1996年の6thアルバム『LOAD』をリマスターして6月13日（金）に再発します。最新作『72シーズンズ』をプロデュースしたグレッグ・フィデルマンの監督のもと、ラーセン・マスタリングでルーベン・コーエンがリマスター。限定盤デラックス・ボックス・セット、3CD、1CD、180g2LP、カセット、デジタル配信（空間オーディオを含む）でリリースされ、日本盤は3CD（リマスター・デラックス）と1CDがSHM-CD仕様で発売されます。

　収録曲「アンティル・イット・スリープス」のリマスター、Herman Melville Mix、Live at Slim’s, San Francisco, CA - June 10th, 1996と「アンティル・イット・スリープス」のラフ・コーラス・ヴォーカル・アイデア・ミックスである「F.O.B.D.」の4曲が先行公開されています。

　3CD、2LP、デジタル・デラックスには、「ザ・アウトロー・トーン」のエクステンデッド・ヴァージョンを初収録。この曲は、CD収録時間の制限によりオリジナル・アルバムにはエディットされたヴァージョンが収録されていました（オリジナル・アルバムのヴァージョンは1CDに収録）。

　 デラックス・ボックス・セットは1995〜97年のメタリカの野心的で包括的なタイムカプセルといえる収録内容で、未発表のデモ、ラフ・ミックス、ライヴ音源、ラジオ＆テレビ出演の音源が豊富に収録されています。アナログ盤3種（『LOAD（リマスター）』2LP、「Mama Said」ピクチャーディスク、Lollapalooza ‘96のライヴ3LP）、CD15枚（『LOAD（リマスター）』、リフ、デモ、ラフ・ミックス、B面曲、ライヴ音源）、DVD4枚（ビハインド・ザ・シーン、スタジオ、ライヴ、ラジオ＆テレビ出演などの映像）、128ページのブックレット、ツアー・パス、ギター＆ベース・ピック、パスヘッドのパッチ、Lollapaloozaのポスターなどが同梱されます。

　1996年6月4日にリリースされた『LOAD』はメタリカにとって2枚目の全米アルバム・チャート初登場1位を獲得したアルバムとなり、4週連続で1位に留まりました。サンフランシスコのザ・プラント・スタジオで約1年をかけて制作した音楽的冒険にあふれた意欲作であり、メタリカのカタログにおける新たな重要作となりました。この時彼らは1枚のアルバムに収まりきらない楽曲を生み出し、翌1997年に『RELOAD』が発表されました。『LOAD』からのシングル4曲のうち「アンティル・イット・スリープス」と「キング・ナッシング」の2曲は、最新アルバム『72シーズンズ』の「M72ワールド・ツアー」のセットリストに定期的に入っており、世界中のファンを熱狂させています。