マークスは63年生まれ。父は作曲家、母は歌手という一家に育ち、デモ・テープがライオネル・リッチーに認められて82年のアルバム『ライオネル・リッチー』に参加。その後、ケニー・ロジャースのバックアップ・シンガーとなり共作もしました。87年にアルバム『リチャード・マークス』でデビューし、全米1位を獲得した「ホールド・オン・トゥ・ザ・ナイツ」などがヒット。続く『リピート・オフェンダー』(1989年)からも、当時恋人だった俳優のシンシア・ローズのために書いた「ライト・ヒア・ウェイティング」などがヒットして、人気をたしかなものとしました。またソングライターとしてもイン・シンク、バックストリート・ボーイズ、ルーサー・ヴァンドロスなどの楽曲を提供し、ヴァンドロスに提供した「Dance With My Father」でグラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞しています。