英・ロンドンのシンガー・ソングライター、ニルファー・ヤンヤ（Nilufer Yanya）が、9月13日（金）に〈Ninja Tune〉からニュー・アルバム『My Method Actor』をリリースすることを発表。あわせて、新曲「Method Actor」をヴィジュアライザーとともに公開しています。

　アデル、ザ・エックス・エックス、ミツキのツアー・サポートのほか、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでヘッドライナーを務め、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、アメリカでの公演を完売。また楽曲は、サンファ、キング・クルール、リトル・ドラゴンによってリミックスされ、ボンベイ・バイシクル・クラブやリス（Liss）ともコラボレーションするなど、UKソウルの新星として注目を浴びるニルファー・ヤンヤ。前作『PAINLESS』は、The Guardianの『アルバム・オブ・ザ・ウィーク』に選ばれるなど、各多くのメディアで絶賛されました。

　本アルバムは、『PAINLESS』を携えたツアーののち、クリエイティヴ・パートナーであるプロデューサー / マルチ奏者のウィルマ・アーチャー（スーダン・アーカイブス，MFドゥーム，セレステ）とスタジオにこもって制作。曲ができ始めると、ヤンヤとアーチャーは世間から身を隠したとのこと。「このアルバムは、その点で最も強烈なアルバム」とヤンヤは語っています。彼らは、ロンドン、ウェールズ、イーストボーンにまたがる小さなセッションで作曲とレコーディングを行なっており、創造的なエネルギーの繭のような雰囲気をまとい、彼らが作り上げた小さな世界に聴き手を招き入れ、その秘密を提供するような作品に仕上げています。

　あわせて、公開された「Method Actor」は、無名の登場人物の立場になって、4分弱のミニ・ライフ・ストーリーを描いたもの。ヴィジュアライザーは、スペインのベニドームにある古いホテルで撮影され、ニルファーがこの曲のストーリーを共有するために座っている様子を捉えたワンテイクの映像となっています。

　「Method Actor」について、ニルファーは「メソッド・アクティングは、人生を左右するような、人生を変えるような思い出を見つけることに基づいている。良いことも悪いこともあるけれど、常にそのエネルギー、自分を定義づける何かを糧にしている。それはミュージシャンになるのと少し似ている。演奏しているときも、最初に書いたときのエネルギーや感情を呼び起こそうとしているの」と、曲のコンセプトがどのように生まれたかについて語っています。




Photo by Molly Daniel