ここ数年
バッハの作品の演奏に力を注いできたヴァイオリニストの
山根一仁が、「J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会」を11月4日(月・休)に東京・トッパンホールで開催します。チケットは7月27日(土)10:00に発売。
また、山根は初のレコーディング作品を今秋キングレコードから発表する予定です。
[コメント]僕の「真ん中」にある音楽、J.S.バッハ
20歳の時、ドイツに行った僕は、それまでに自分が積み重ねたものを一度取り壊しました。昨日までの自分を破壊することが、芸術家として生きてゆくために必要な行為だと考えたのです。そんな時、最初に改めて構築を始めたのがバッハへの向き合い方であり、その礎の上で今日の僕の「真ん中」は変化を続けています。
一枚目のCDをバッハの無伴奏全曲にするという今回の挑戦は、これまでの道のりの集大成であると同時に、次の10年、20年を見据えた上での新たなスタートにもなるでしょう。
今、6月の雨でお化粧をした紫陽花をぼんやりと眺めながらこの文章を書いています。11月、街中の葉が色づく頃に、僕はどんな音楽を心の中に芽吹かせているのか。ほんの少しの期待感を持ちながら…――山根一仁©T.Tairadate