ニュース

チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル、ブルックナー:交響曲第7番・第8番の初出音源がCD化

セルジュ・チェリビダッケ   2024/12/02 12:23掲載
はてなブックマークに追加
チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル、ブルックナー:交響曲第7番・第8番の初出音源がCD化
 マスターテープが行方不明となっていたものの、オーケストラの膨大なアーカイブから発掘され、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年9月4日にApple Musicで先行配信された、セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団による、ブルックナー:交響曲第7番(1984年録音)と交響曲第8番(1985年録音)の2タイトルが、輸入盤CDで2025年1月31日(金)に発売されます。また、国内盤はSACDハイブリッド仕様。本国でのリマスター音源を藤田厚生がマスタリングした音源を収録し、1月29日(水)に発売されます。

 1984年1月31日に独・ミュンヘン ヘルクレスザールでライヴ録音された交響曲第7番は、全楽章にわたって重みのあるテンポで進行されていますが、過度に重々しくなく、金管楽器の音色はまろやかで穏やかさがあります。テンポの遅さが演奏の停滞を招くことなく、ダイナミクスの細かな変化により、音色の深みや響きが巧みに表現されています。録音状態も非常に良く、強弱の幅が大きく、リマスターによってスケール感が強調され、深みと濃厚さが際立っており、チェリビダッケ晩年の見事に彫られた音楽が再現されています。

 交響曲第8番は、1985年4月4日独・ミュンヘン ヘルクレスザールでのライヴ録音。チェリビダッケのこれまでの解釈どおり全楽章にわたって重みのあるテンポで進行されていますが、録音の音質が非常に高く、とくに金管楽器や弦楽器の分厚く濃密な演奏に圧倒されます。ダイナミック・レンジが広く、細部まで繊細に記録されています。第4楽章にはチェリビダッケの声も収録され、彼と楽団が全力でこの作品に取り組んでいることが伝わります。

ワーナーミュージック・ジャパン
wmg.jp/sergiucelibidache
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 「ヤバスギルスキル」30周年。我リヤのニュー・アルバム完成!! ラッパ我リヤ[インタビュー] 『WBS』のテーマ曲などでおなじみの作曲家 初めての自身名義のアルバムを発表 浅川真洋
[インタビュー] ポプシ30周年!マイペースに活動を続ける彼らが2ヵ月連続7インチを発表 Swinging Popsicle[インタビュー] 佐藤理とゴンドウトモヒコの新ユニットが、聴覚と視覚を刺激するアルバムを発表 LIG
[インタビュー] デビュー20周年 再始動を告げる新作EP 音速ライン[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP
[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎
[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明
[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015