キタニタツヤが、6月27日(金)より全国公開の映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』の主題歌として、新曲「なくしもの」を書き下ろしたことが発表されました。
新曲「なくしもの」に対し、映画の主演を務める
綾野剛からは「キタニさんがこの作品にとても誠実に向き合ってくれて、(この楽曲は)“最後の最大の共演者”だなと思いました。歌詞がいい意味で散らばっていて、必至に手繰り寄せている感じがしました。それは、薮下や律子さん、あの世界を生きている人たち全員共通することなのかもしれないと。とても深い部分で音楽を感じられて、本当に感謝しています」とコメント。共演者の
柴咲コウは「人間のモヤモヤしている部分を彷彿とさせられました。映画と同化していて、締めくくりに相応しい楽曲だと思いました」と述べるなど、作品に寄り添った楽曲に仕上がっています。
また、主題歌情報とともに最新予告映像も公開。楽曲の一部も聴くことができるので、ぜひチェックしてほしいところです。
映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』は、第6回新潮ドキュメント賞受賞、福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫 刊)を映画化したもの。主人公の薮下誠一を演じるのは綾野剛。『
ヤクザと家族 The Family』(2021)、『
カラオケ行こ!』(2024)など国内外で高く評価される作品への出演が相次ぎ、2024年にはNetflixシリーズ『地面師たち』で社会現象を巻き起こすなど常に先頭を走り続けています。監督は
三池崇史。『
悪の教典』(2012)、『
初恋』(2020)、『
怪物の木こり』(2023)など映画での活躍は言わずもがな、2025年にはTVドラマ『新・暴れん坊将軍』でも監督をつとめるなど精力的に活躍の場を拡げ続けています。また共演には柴咲コウ、
亀梨和也、
木村文乃、
光石研、
北村一輝、
小林薫ら豪華キャストが勢揃いとなっています。
[コメント]他者に奪われ壊され摩耗した人間が、全てを取り戻せないことを知っていてなお、再び他者を信じ手をとって立ち上がる。
そういう強さは美しいなとこの作品を観て感じ、それを詞とメロディに込めました。――キタニタツヤ©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会