日本の音楽界を代表するアーティスト、
細野晴臣が1975年に発表した名盤『
トロピカル・ダンディー(Tropical Dandy)』が、発売から50周年を記念し、「ストーンズ・スロウ」より初の海外アナログ盤として7月25日(金)に再発されることが決定しました。
『トロピカル・ダンディー』が国際的にアナログ再発されるのは今回が初。180グラムの高音質重量盤仕様で、限定カラーの「オーシャンブルー盤」と通常の「ブラック盤」の2種類にてリリースされます。また、オリジナルの帯デザインを踏襲し、1975年当時に細野自身が記したライナーノーツの英訳や写真を収めたインナーシートも付属。本リリースは、
マック・デマルコ、
サム・ゲンデル、
ジョン・キャロル・カービーらによるコンピレーション『Hosono House Revisited』に続く、「ストーンズ・スロウ」と細野晴臣の2度目のコラボレーション企画となり、「ストーンズ・スロウ」が海外パートナーとして、全世界に向けて発信するものです。
アルバムは海外でもカルト的な名盤として知られ、エキゾチカ、ジャズ、ポップスが自在に溶け合うジャンル横断的なサウンドで、日本のシティ・ポップの原点ともいえる重要作。長年のファンである
ヴァン・ダイク・パークスは「細野の汎太平洋的な音楽冒険の間、私は光年単位で彼の周りを回ってきた。音の質感とシネマティックなロマンスが融合している」と称賛しています。
細野晴臣のソロ・デビュー作『
HOSONO HOUSE』(1973)から2年を経て発表された2作目であり、より自由で多国籍な音楽性へと舵を切った、いわば“トロピカル三部作”の幕開けに位置づけられる作品。
YMO結成へとつながる創造の転換点を記録した本作は、今なお色褪せることなく、世界中のリスナーを魅了し続けています。
なお、細野晴臣は、7月19日(土)にロンドンの〈Royal Festival Hall〉にて、バンド“
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN”との共演による貴重なライヴ出演も予定しています。
Photo 2025 by Hama Okamoto