谷山浩子が他アーティストへの提供楽曲を公開録音したアルバム『フェニックスで弾き語り〜初セルフカバー曲集2〜』が、9月10日(水)に発売されることが決定。同じ趣旨の第1弾アルバム『
タマで弾き語り』(2008)からは17年ぶりとなります。
今作は1983年から2011年までの谷山浩子が他アーティストに提供した楽曲と自身の音楽劇『幻想図書館』の楽曲を初セルフカヴァーした音源を収録。2025年5月23日大阪 ザ・フェニックスホールでの公開レコーディングによる会場録りおろしのピアノ弾き語り音源に、
佐藤研二によるベースや
石井AQの打ち込みドラム、谷山浩子本人による打ち込みをプラスした10曲に加え、その原曲となる「会場弾き語りver.」から7曲をボーナストラックとして収録した全17曲のCD2枚組アルバム。
80年代アイドル
小林千絵の3rdシングルとなった「水色のカチューシャ」(1983)、
宮崎美子のアルバム収録曲「私の心はハンバーグ」(1983)。人気少女漫画家
水沢めぐみ作品集のイメージ・アルバム『
空色のメロディ 〜水沢めぐみ作品集〜』収録の「雨傘ワルツ」(1988)や、
斉藤由貴の「永遠のたそがれ」(1988)。
宮崎吾朗監督とのコンビで制作し、
手嶌葵に提供した『
ゲド戦記歌集』収録の「ナナカマド」(2006)。スタジオジブリ映画『
コクリコ坂から』の挿入歌で、こちらも手嶌葵に提供した「紺色のうねりが」(2011)を収録。そして、
島田歌穂自身からオファーがあったというミュージカル『二十四の瞳』の感動のテーマ・ソング「
一枚の写真〜二十四の瞳〜」(2012)と、歌手で声優の岩男潤子に提供した「翼になれ」(1997)では、会場のオーディエンスがコーラスで楽曲に参加。さらに自身の音楽劇『
谷山浩子の幻想図書館 Vol.3 〜アタゴオルは猫の森〜』演奏曲の「乾杯!」(2005)をCD初収録。年代を超えて各分野から求められてきた谷山浩子の多岐に渡る楽曲を収めた本作では、自身のオリジナル・アルバムにはない、提供先の求める世界観に沿った“職人”に徹する「作家・谷山浩子」の世界を存分に楽しむことができます。ボーナストラックには、トラックを重ねる前の弾き語りヴァージョンを7曲収録。公開収録の音源も併せて楽しんでいただける内容になっています。
そして、谷山浩子本人の「フェニックスといえば、手塚治虫先生の『火の鳥』でしょう」というリクエストから手塚プロダクションへご相談。生前の
手塚先生と谷山浩子とのご縁もあり、今回の豪華ジャケットが実現。今作のジャケットになった経緯については谷山浩子からの言葉がブックレットに掲載される予定なのでそちらもお楽しみに。ジャケット・デザインの購入特典等も、後日ホームページ等で発表予定なので随時チェックしてください。
今アルバムの発売に合わせて、谷山ファン恒例のコンサート〈谷山浩子・猫森集会2025〉(9月12日[金]、14日[日]、15日[月・祝])はもちろん、今年は名古屋(10月3日[金])、大阪(11月8日[土])、仙台(11月20日[木])、神戸(12月6日[土])、東京(12月20日[土])と会場を増やした〈谷山浩子ソロライブツアー2025〉も決定。現在の谷山浩子の歌声を聞きにぜひ足を運んでください。