当代随一の名手として絶大な人気と実力を誇るカウンターテナー歌手
フィリップ・ジャルスキーと、数々の国際コンクールを制し、映画『
マチネの終わりに』への出演でも話題を呼んだギタリスト、
ティボー・ガルシア。たびたび共演を重ね、2021年には共演アルバム『
ギターに寄す』を発表しているこのデュオが、10月13日(月・祝)に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホールで来日公演を開催します。
プログラムは、「ダウランド:私を暗闇に住まわせてくれ」「ルイス・ボンファ:カーニバルの朝」「ジョルダーニ:カーロ・ミオ・ベン」といったアルバム『ギターに寄す』収録曲など、バロック歌曲からオペラアリア、シャンソン、映画音楽まで、さまざまな時代や地域の作品で編まれた特別なものです。
フィリップ・ジャルスキーは、仏・パリ郊外のメゾン=ラフィット生まれ。音楽院在学中だった1999年にデビューを果たし、以来世界的に活躍しています。2009年1月にフランスの芸術文化勲章の一つ、シュヴァリエ勲章を受勲。2010年にヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミジーク賞「年間最優秀オペラ・アーティスト賞」、2008年ドイツのエコー賞で「今年の男性歌手」などを受賞。みずから率いるグループ“アンサンブル・アルタセルサ”でも活躍しています。
ティボー・ガルシアは、仏・トゥールーズ生まれ。7歳でギターを弾きはじめ、16歳でパリ国立高等音楽・舞踏学校(CNSMDP)に入学。オリヴィエ・シャサンに師事して優秀な成績で学士号を得ました。数々のコンテストで優秀な成績を残しているほか、
福山雅治と
石田ゆり子の主演映画『マチネの終わりに』(2019年)に天才ギタリスト役で出演しています。
©James Bort