歌手の
あさみちゆきが、2005年のアルバム『
あさみのうたII』に収録し2010年にシングルとして発売した「
黄昏シネマ」の続編となる最新作「
それからの黄昏シネマ」を10月15日(水)に発売することを自身のブログで明かしました。アルバム発売から20年、シングルカットから15年の年月を経て、あさみちゆきとファンのみならず、作家陣や参加ミュージシャンなど様々な思いが織り込まれた作品が発売になります。作詞作曲は「黄昏シネマ」と同じく作詞を
田久保真見が、作曲を
杉本眞人が手がけています。
あさみちゆきの作品の多くを手がけてきた作曲家の杉本眞人は「〈黄昏シネマ〉は自分でもリメイクするほど好きな楽曲。歌っていると私自身の中学時代の記憶がよみがえり、ほろ苦い思い出にひたってしまいます。こんなに想いが深い楽曲はあまりありません。〈それからの黄昏シネマ〉は作詩家の田久保真見がなに気に私に送ってくれました。私もさり気なく書きました。聞いているうちに彼女にぴったりだと思いました。案の定ちゆきの歌声で胸が熱くなりました。いろいろな人生を生きてきたあさみちゆきという歌手がやっと本物になってきた気がします。ちゆき頑張れ!!期待してるからな!」とコメントを寄せています。
また、作詞を担当した田久保真見は「不思議なレコーディングだった。あさみちゆきが歌い終わったあと、全員が涙ぐんだ。スタッフだけではなくミュージシャンも。作曲の杉本眞人先生までが“泣いちゃうなあ…”と呟いた。この作品は、そんな作品だ。〈黄昏シネマ〉から20年。純粋であること以上に、強いことはない、と思う。あさみちゆきは、純粋で強いアーティストだ。かけがえのない、私の戦友だ」と手応えを語っています。
あさみちゆきは公式ブログ『いつも青春!!ぼろろんブログ』に「年齢を重ねた今だからこそ気付けることってあります。あの頃に大切な忘れものをしてきたような忘れられない想い出は、叶わない想いだったり、沢山の涙だったり…だからこそ美しく尊い想い出なのかな。今の小さな幸せを感じながら、胸に秘めたあの頃を振り返ってみるのも人生。皆さまそれぞれの『人生』という映画の中の出演者を想い浮かべながらぜひお聞きいただければ嬉しいです。杉本眞人先生、田久保真見先生からいただいた『歌のお手紙』を大切に大切に…皆さまにお届けしていきたいと思います」と綴っています。
2017年から出産・育児のために活動を休止していたあさみちゆき。音楽活動を再開し昨年4月に発売した7年ぶりのシングル「
白い花飾って」が第57回日本作詩大賞にノミネートするなど、好調の折の朗報に往年のファンからも祝福のコメントが寄せられています。
9月6日(土)には原点である井の頭公園で恒例のアートマーケットに参加。出身地の山口県光市でふるさとコンサートを9月21日(日)に、現在の拠点となっている岩手県盛岡市でのソロ公演〈あさみのうたin盛岡〉を11月3日(月・祝)に開催します。