2024年に発売された
マイルス・デイビス(Miles Davis)のボックス・セット『
マイルス・イン・フランス 1963&1964 マイルス・デイビス・クインテット―ブートレグ・シリーズ Vol.8』に収められていた、1964年10月1日〈パリ・ジャズ・フェスティヴァル〉でのファースト・セットとセカンド・セットの2公演がSACDハイブリッド(MONO)2枚組で、公演からちょうど61年にあたる10月1日(水)に発売されます。この『
パリ・ジャズ・フェスティヴァル〜1964年10月1日 サル・プレイエル・ライヴ〜』は、昨年輸入アナログ盤でリリースされましたが、SACD化は初。日本独自7インチ紙ジャケット仕様の完全生産限定盤です。
ラインナップはマイルス・デイビス(tp)、
ウェイン・ショーター(sax)、
ハービー・ハンコック(p)、
ロン・カーター(b)、
トニー・ウィリアムス(ds)の第二期黄金クインテット。ウェイン・ショーターは
アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズを脱退、マイルスのバンドに加入し初のヨーロッパ・ツアーを行ったばかりでした。2回公演の演目をみても曲の重複はなく、まさに未知の領域に踏み込んだ貴重なパフォーマンスです。
当時を振り返り、ロン・カーターは「それまで自分はマイルスみたいな人と長い期間一緒に演奏したこともなかったし、あんなプレイを聴けること自体が凄い事だった。あの集中力とすさまじいテンポと方向性で毎晩毎晩演奏しているのを聴いて、マイルスがバンドに“いい加減にしろよ…”と言わなかったのは、ただ驚くばかりだった。彼は、化学者が研究室で弟子たちにやらせていたことを私たちにやらせてくれたんだ。“君たちに渡すこの化学薬品を使って何が出来るか見てみよう。もし必要なら、消防署に連絡しろよ”ってね」(『マイルス・イン・フランス』解説より)と語っています。