『You’re Dead!』『Cosmogramma』『Until the Quiet Comes』といった現代の名盤へと連なるフライング・ロータスのキャリアは、20年前にリリースされた記念すべきデビュー・アルバム『1983』から幕開け。自身のレーベル「Brainfeeder」にとっても原点といえる本作には、祖母の寝室で制作されたという背景とともに、アーティストとしての初期衝動が色濃く刻まれています。J・ディラからの影響を軸に、ジャズやブラジル特有のシンコペーションを独自に融合させたスタイルはすでに確立されており、特にブラジル音楽からの影響は、コパカバーナで出会った露天商との交流を通じて、彼のビートメイキングに大きな変化をもたらしています。