金属恵比須 2025/11/12掲載(Last Update:25/12/19 12:30)
プログレッシヴロック・バンド、
金属恵比須が、2018年に発表した『
武田家滅亡』のアップグレード版『
シン・武田家滅亡』を12月3日(水)にリリースします。
本作は、オリジナル作品を最新技術でリマスターし、アップグレード・ヴァージョンを創るという「シン・〜」シリーズの第2弾。2019年には初期の名盤をとりあげた『
シン・紅葉狩』もリリースされています。
『武田家滅亡』は、作家・伊東潤とコラボしたバンド初の“公認文芸プログレ・アルバム”。タイトル曲はライヴでも定番曲として認知されており、アルバム収録曲も演奏される機会が多い名曲揃いの人気作。金属恵比須が初めて挑んだ「戦国時代」というテーマのもと、仮想のサウンドトラックとして制作された平成最後のコンセプト・アルバムです。
今回のリマスタリングは、より研ぎ澄まされた音にするのが目的。当時のレコーディングは、メンバーたちによって手作業で試行錯誤しながら作り上げた音でしたが、発売から7年を経て、エンジニアと現代に通じる音を再定義し、それに足る音を作り上げることに成功。マスター音源の紛失などのトラブルを乗り越え、「今、カッコいい音とは?」を意識して作られています。
また、オリジナル盤全11曲に加え、4曲のボーナス・トラックも収録。3曲は2024年に行なわれた2つの変則編成ライヴより、8月3日、アヴァンギャルド界で活躍する
烏頭の大和田千弘のピアノが冴えわたる「勝頼」「躑躅ヶ崎館」、4月27日、
プロビデンス、
那由他計画の塚田円をキーボードに迎えた「道連れ」と、未発表のライヴ音源が収録されます。金属恵比須をリスペクトしながらも個性をちらつかせる塚田、曲自体をぶっ壊しにかかる大和田のプレイは聴きもの。
そして、最後に収録の「武田家滅亡」は2025年のスタジオ・ライヴを収録。20代のメンバー埜咲ロクロウ(ベース)、香珀(キーボード)というルーキーを前面に打ち出した初々しいプレイが楽しめます。特に、初の音源化となる香珀のキーボード・プレイは、前任やゲストのキーボーディストのすべてを咀嚼しながら、幼少の頃から受けたクラシック教育の腕と知識を惜しげもなく発揮した白熱のプレイとなっています。
また、本作の発売記念も兼ねたトーク・イベント〈金属恵比須 大忘年会 2025〉が、、12月6日(土)13時より東京・新宿ROCK CAFE LOFTにて開催されることも決定。今年はスペシャルゲストに『武田家滅亡』でコラボした伊東潤を招き、“作家 伊東潤と闘え! プログレ vs 文芸 大合戦”と題した濃い内容に。
イエス『
危機』とヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』をはじめ、プログレやロックに与える文芸作品、
リック・ウェイクマン『
ヘンリー八世の六人の妻』など歴史を題材としたプログレ、
頭脳警察「世界革命戦争宣言」といった現代史を題材としたロックなど、興味深い内容が語られます。もちろん、『武田家滅亡』と『シン・武田家滅亡』の聴き比べも実施。詳細は、金属恵比須のホームページをご確認ください。