人生に退屈していた主婦が“金”に魅せられ“100億円の秀吉の金茶碗”を盗み出すクライム・コメディ『黄金泥棒』（読み: おうごんどろぼう）が、2026年4月3日（金）に公開決定。主演に田中麗奈、出演に森崎ウィン、監督は萱野孝幸で贈る、実話から着想を得て執筆された完全オリジナル作品です。この度、本ヴィジュアル、本予告編、主題歌、追加キャストが一挙公開となり、ついに『黄金泥棒』の全貌が明らかとなりました。

　「こんなヤマなかなかないでしょ？」。一度きりの人生、狙うは“100億円の秀吉の金茶碗”最高の瞬間を夢見て前代未聞の計画を繰り広げる主婦は、最後に笑うのか――？実話から着想を得た等身大の痛快クライム・コメディが誕生しました。

　本作は、平凡で味気ない日常に行き詰まりを感じていた専業主婦の美香子が、立ち寄った百貨店でつい“金のおりん”を盗んでしまう所から物語が動き出します。普通であることが幸せ――と言い聞かされ育った美香子は、どんなに退屈な日々にも自分に無関心な家族にもやりすごしていました。ですが、“金”に魅了され世界は一変、「私にしかできないことをする」という幼き日の夢が蘇り、“100億円の秀吉の金茶碗”を盗む計画を企てることに。自分らしい幸せを求めて、人生の大博打に打って出た主人公の滑稽ながらも愛らしい姿が熱い感動を呼び起こす、クスっと笑える等身大の痛快クライム・コメディです。

　世間を騒がせた事件からインスピレーションを受け、“金”に魅了された主婦が犯罪に手を染める様をユーモラスにオリジナル作品として描くのは、『夜を越える旅』や『断捨離パラダイス』などで注目の若き俊英・萱野孝幸。萱野監督の洗練されたコミカルな目線のもと、主演を務めるのは日本アカデミー賞優秀主演女優賞など数々の映画賞に輝き出演作が目白押しの田中麗奈（『幼な子われらに生まれ』『福田村事件』）。人生を輝かせるために疾風怒濤のごとく駆け抜ける藤根美香子を演じ、卓越した演技力で最高にチャーミングなキャラクターを披露します。共演はハリウッド・デビューも果たし映画にミュージカルにと活躍の場を広げる森崎ウィン（『蜜蜂と遠雷』『(LOVE SONG)』）。満たされない美香子の心に闘志を燃え上がらせるクセの強い金城光輝を演じ、互いを騙し合う駆け引きで物語を牽引する役どころです。実力派同士の軽妙な掛け合いが、一か八かの無謀な計画をよりスリリングに仕上げています。さらに、劇中ではゴールドカンパニー株式会社SGCの協力のもと総額数百億円にものぼる本物の金工芸品の数々が登場。煌びやかな世界を全編にフィーチャーしながらも、クラシカルな香りを漂わせた映像世界を創出しました。ちりばめられた心に染み入る宝石のようなセリフに、観終わった後には、きっと自分らしい冒険に出たくなるはずです。

　そして、本作の本ヴィジュアルが公開。田中麗奈演じる主人公・美香子は平凡な主婦。そんな彼女が「特別な人になりたかった」という想いから、まさかの100億円の金茶碗を盗む“大計画”に挑みます。この度公開されたヴィジュアルでは、“金のおりん”を手にし、不敵にほほ笑む美香子の姿が大きく写し出されます。黄金の額縁の中に真っ赤なドレスに身を包んだ美香子は、まるで美しい絵画のよう…ゴージャスで煌びやかな本ヴィジュアルに仕上がっています。

　併せて、本予告編も公開。映像では、虚ろな表情の美香子（田中麗奈）が“金のおりん”を盗んでしまうところから始まります。ほんの出来心で盗んでしまった“金のおりん”はゴールドカンパニーのSGCの社員・金城（森崎ウィン）の元へ返却されますが…そんな矢先、夫・路範（阿諏訪泰義）の不倫が発覚。離婚を拒む路範に、償いとして提案したのは100億円の“金茶碗”を盗む計画でした。本物の金工芸品が華やかに彩り、金茶碗を盗む“大計画”は果たして実現するのか。“手に汗握る”予告編が完成しました。

　さらに、予告編の公開に伴い主題歌も解禁。主題歌は広瀬香美の「Let it flow」に決定しました。広瀬香美よりコメントも到着しています。

　加えて、追加キャストも発表。元うしろシティとしてキングオブコント決勝進出、現在は俳優・キャンプ芸人として活動中の阿諏訪泰義、女優・モデルとして活躍する石川恋、数々の映画やドラマに出演するバイプレーヤーの岩谷健司、萱野組の屋台骨であり本作のプロデューサーでもある中村祐美子、ドラマ・映画・舞台を中心に幅広く活躍する勝野洋、バラエティやクイズ番組などでも幅広く活躍するベテラン女優・宮崎美子といった個性豊かな演技派の面々が集結しました。

［コメント］
この度、映画『黄金泥棒』の主題歌を担当させていただきましたことを、大変光栄に思っております。
平凡な日常から、自らの意志で非日常へと踏み出す主人公「美香子」の姿からは、多くの人が抱える「もっと輝きたい」という願いや、人生を変える一歩を踏み出す勇気を代弁しているよう感じ、この映画から私自身が受け取ったメッセージを音楽で表現すべく、心を込めて楽曲制作に挑みました。
スリリングでありながらもどこか人間味溢れる物語に、主題歌「Let it flow」が寄り添い、観客の皆様の心に長く響くようなメッセージを届けられれば幸いです。
映画館を出た後、皆様の背中をそっと押し、心にエネルギーを灯せるような一曲であることを願っています。
ぜひ劇場で、物語と音楽の融合を楽しんでください。
――広瀬香美




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