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ウェット・レッグ、日本ツアー幕開け 初日東京・豊洲PIT公演のレポートが到着

ウェット・レッグ   2026/02/19 15:12掲載
ウェット・レッグ、日本ツアー幕開け 初日東京・豊洲PIT公演のレポートが到着
 ウェット・レッグ(wet leg)が、全英チャート1位獲得、第68回グラミー賞で3部門、ブリット・アワード2026では2部門にノミネートされた最新アルバム『moisturizer』を携えて行なうジャパン・ツアーが、2月18日東京・豊洲PITにてスタート。代表曲「wet dream」をはじめ、堂々たるパフォーマンスで畳みかけ、3年前の来日時からパワーアップした姿をみせたス初日のライヴ・レポートが到着しています。

 また、2月19日(木)大阪公演の当日券は18時より発売。2月20日(金)名古屋公演のチケットも販売中です。

[ライヴ・レポート]
 オープニング・アクトを務めたのは羊文学、贅沢な一夜となった。

 ウェット・レッグは、セカンドアルバム『moisturizer』を携え3年ぶりの来日公演。デビュー以降、あっという間に、グラミー受賞、巨大フェスのメインステージ、母国イギリスではアリーナ規模へ。スターバンドになり、変貌したウェット・レッグのステージに期待が高まる。

 赤く染まるスモークの中、登場したフロントウーマン、リアン・ティーズデールはマッスルポーズを決める。鍛え上げられた身体が象徴するのは、フィジカルの変化だけではない。視線、間、立ち姿、すべてが「強くなった」リアンである。

 オープニングは、「catch these fists」。拳を振り上げるタイトル通り、リアンのパンチが効いた攻撃的な歌詞。クィアであることを公表し、若い世代のアイコンともなった彼女の存在は、若者たちのLGBTQ+を牽引している。

 続く「wet dream」。ハリー・スタイルズがカバーし世界的な知名度を決定づけた代表曲。3年前も2曲目に登場したが、“キラーチューン”の役割を超え、バンドの余裕や自信を感じる。

 演奏のパンク的要素は増幅している。その中核にいるのがギタリスト、へスター・チェンバースだ。ノイジーだけど、ポップな演奏が時折空間を切り裂く。かつてはリアンと並んで立つ2人組の姿が象徴的だったが、今のへスターは一歩引き、スモークの奥で演奏に徹する。それは、5人編成のロックバンドに振り切った選択、新たなウェット・レッグの姿だ。ミニスカートで、モッキンバードのスケルトンギターを手にしたリアンをより引き立てる。

 MCがほとんどないライブで、リアンがオーディエンスを静かに煽る。スクリームがおなじみの「ur mum」。会場全体が一つに盛り上がる叫びを飲み込むステージ。「ドライブしたくない?ワイト島から東京まで」と歌う「pokemon」、会場はいつの間にか、ウェット・レッグの爆走する車に乗せられたかのようだ。ウェット・レッグの中でも特に奇抜な構成の曲「too late now」、ゆったりしたボーカルがしゃべりのように変化し、演奏が激しくなっていく。

 後半、これでもかと会場を盛り上げる曲が続く。デビューシングル「chaise longue」、脱力ボーカルと頭の中をグルグルと回るベースラインで、ウェット・レッグの個性を打ち出し、注目されるきっかけとなった曲だ。一緒に歌っているオーディエンスも目立つ。「これは愛なの、それとも自殺?」 愛と破滅が交差する、まさにウェット・レッグな曲「CPR」。ラストは痛烈な歌詞を浴びせる「mangetout」。ノンストップ、アンコールなし。メンバー紹介もなし、畳みかけた怒涛の18曲、ウェット・レッグ・ワールドが詰まりに詰まった、ポップでパンクでロックな1時間強だった。

 “イギリスいちの変人”とも言われる、ウェット・レッグ。彼女たちは、ポップとパンクの境界線を踏み越え、自分たちの物語を自分たちで加速させるバンドになった。

 今後、音楽だけはなく、次世代の牽引者として期待したい。


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Photo by Yukitaka Amemiya
Text by 喜久知重比呂


wet leg japan moistourizer 2026
2026年2月19日(木)大阪 GORILLA HALL
2026年2月20日(金)愛知・名古屋 DIAMOND HALL
詳細:beatink.com/products/detail.php?product_id=15225

linktr.ee/moisturizer2026
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