プログレッシヴ・ロック・バンド、
イエス(YES)が 約3年ぶり、24枚目となるニュー・スタジオ・アルバム『
オーロラ』が6月12日(金)に発売されます。アルバムからの1stシングル「オーロラ」がミュージック・ビデオとあわせて公開中です。
また、9月には名盤『
こわれもの』の55周年を記念した来日公演を開催します。日程は、9月9日(水)大阪・フェスティバルホール、9月10日(木)広島・JMSアステールプラザ大ホール、9月13日(日)愛知・COMTEC PORTBASE、9月15日(火)・9月17日(木)・9月18日(金)東京・昭和女子大学人見記念講堂。
現在のバンドのメンバーは、
スティーヴ・ハウ(g,vo)、
ジェフ・ダウンズ(key, vo)、ジョン・デイヴィソン(vo, g, kye, perc)、
ビリー・シャーウッド(b, vo)、ジェイ・シェレン(ds)。スティーヴ・ハウは新作について「このアルバムの制作過程は喜びに満ちた、演奏して、探索して、すべてを音楽に捧げる機会だった。制作は以前からコラボレーションありきだった。誰かが曲を書くことはできても、全員が貢献しなければ、イエスの曲と言うようなものではないんだ。私たちは過去をそのままくり返そうとしている訳ではない。イエスのスピリットを前進させて、新しいものへと変貌させていくんだ」とコメントしています。
イエスがのちに『オーロラ』となるもののアイディアを描き始めた当初、そのプロセスは自由で探索的なものでした。あらかじめ考えてあったコンセプトがスタート時点であったわけではなく、音楽的な断片だけがあり、それらが徐々に互いを見つけ、形を作るようになっていきました。初期の構想の中には「オーロラ」と名づけられた曲があり、その名前が特定の引力を持つことが間もなくはっきりしてきました。それは光、発生、そして広大な感覚といった、バンドに深く共鳴する価値観を示唆していました。ジョン・デイヴィソンは「タイトルがすぐにスティーヴ・ハウの心に響き、アーティストのロジャー・ディーンにはビジュアル的なインスピレーションの火付け役となり、プロジェクトを導くこととなるコンセプト的な路線を設定した」と明かしています。
『オーロラ』の作業は、2024年に〈クラシック・テイルズ・オブ・イエス〉ツアーが終了したほぼ直後に始まりました。新作のアイディアはすぐに浮かび、レーベルの励ましにより、彼らは自然発生的な形で素材を発展させていきました。スタジオに何ヵ月間も集まるより、彼らは現代的なワークフローを採用しました。アイディアを自宅スタジオで生み出し、個別に形成した後、絶えず行なわれたコラボレーションによって紡ぎ合わせたのです。ダウンズとハウはクリエイティヴな軸の中枢を担うことが多く、ハウはプロデューサーとしてすべてのアイディアが最終的に流れ着くポイントの役割も務めました。
『オーロラ』全体を通して、各トラックが独自の個性を携えています。イエスの往年のアプローチに呼応するものもあれば、新たな領域へと推し進めていくものもありますが、それらがひとつになるとまとまりのある全体像を形作り、前進する姿勢を受け容れながら、バンドの伝統を尊重しています。この24作目のスタジオ・アルバムで、イエスはその長寿ぶりのみならず、持続する好奇心や、探索し続け、洗練し続け、創作のキャパシティを発見し続けていきたいという欲望をも見せつけています。
Photo by Gottlieb Bros