80年代後半から90年代前半にかけて、ハード・ロック／ヘヴィ・メタル・ブームの末期に人気を博したウィンガーが再結成、この秋にいよいよ新作をリリースします。タイトルは『IV』。

　彼らは88年に『ウィンガー』（写真）でデビュー。セッションマンとしての経験も持つメンバーが集まったことから、華やかでいながらも卓越したミュージシャン・シップで大いに注目を集めました。93年の活動停止以降、2000年代に入ると小規模な再結成を繰り返していましたが、今春に本格的な再結成と新作の制作を発表し、ここに登場するという訳です。現在のメンバーは、キップ・ウィンガー（b,vo）、レブ・ビーチ（g）、ロッド・モーゲンステイン（ds）、ジョン・ロス（g）、そして新メンバーのセンク・イログル（key）。オリジナル・メンバーのポール・テイラー（g,key）は不参加ですが、キップによると「彼は非常に忙しく、今回は参加することができなかった」とのことです。

　13年ぶりの新作となるこの『IV』、発売はEU盤が10月20日、国内盤（KICP-1201 税込\2,600）は10月25日の予定。リリース後にはツアーも計画されているとのことで、来日公演の実現にも期待したいですね。バレエ仕込みというキップのあのステップを、もう一度観てみたいファンも多いのでは？