ザ・ローリング・ストーンズの新曲「イン・ザ・スターズ」のミュージック・ビデオの舞台裏映像が公開され、7月10日(金)に発売される新作アルバム『
フォーリン・タングス』への期待がさらに高まっています。
同曲はアルバムからのリード・シングルで、MVでは若き日の
ミック・ジャガー、
キース・リチャーズ、
ロニー・ウッドが現代に蘇ったかのような映像表現が大きな話題を呼んでいたものです。
舞台裏映像の中でMV監督のフランソワ・ルッセレは映像のコンセプトについて「コンセプトは、巨大なレコーディング・スタジオに100人を集めることです。ミュージシャン、シンガー、ダンサーが、異なる時代、異なる文化、サブカルチャーから集まってぶつかり合い、部屋の向こう側で互いに呼応しています。それぞれがバンドの断片を背負い、ストーンズが歩んできたロックンロールの様々な時代、何十年という歴史を巡るのです」とコメントしています。
今回の映像でザ・ローリング・ストーンズの身体表現を担ったのは、英国の若手バンド、Hot Property。彼らのSNS投稿によると、メンバー3人がストーンズを担当し、Luca Arshadがミック・ジャガー、Jonny Webberがキース・リチャーズ、Tyla Challengerがロニー・ウッドを演じました。彼らの演奏や動きに、Deep Voodooの技術によってストーンズ本人の顔がデジタル・マッピングされています。
Hot Propertyは別の投稿で、「僕たちのヒーロー、ザ・ローリング・ストーンズを彼らの新しいMVで演じたんだ」と興奮をにじませ、「このビジョンをOdessa A’zionや多くの才能ある人々と一緒に形にできたことは光栄」とコメント。
ディープフェイク技術による“若きストーンズ”の再現という話題性だけでなく、実際の若いミュージシャンたちが本人たちの佇まい、演奏姿勢、ステージ上の空気感を身体で表現している点が、この映像の説得力を支えています。
「イン・ザ・スターズ」は、懐古的な映像実験にとどまらず、60年以上のキャリアを持つストーンズがなお新しい表現を選び続けていることを示す一曲。舞台裏映像は、その制作過程とHot Propertyの喜びを伝えることで、新作『フォーリン・タングス』が単なるレジェンドの帰還ではなく、現在進行形のロックンロールとして響いていることを印象づけています。
Photo Credit Kevin Mazur