大相撲伝統の「相撲甚句」がデジタル配信中 相撲教習所で指導の春日山親方「世界中の方々に知っていただきたい!」
大相撲の巡業などで披露される伝統的な七五調の囃子歌「相撲甚句(すもうじんく)」がデジタル配信されており、日本国内だけでなく世界中どこでも手軽に楽しむことができます。
力士たちが土俵の上で輪になり、独特の節回しで朗々と歌い上げる姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。この「相撲甚句」は、日本の伝統芸能でありながら、ユーモアや哀愁にあふれた歌詞も多く、非常に親しみやすい大相撲文化の一つとして愛され続けています。
現在、日本国内は空前の大相撲ブームに沸いていますが、その熱気は国境を越えています。昨年のロンドン公演に続き、今年もパリでの大相撲公演がおこなわれるなど、海外からの注目度も急上昇中です。こうした中、大相撲文化の象徴である「相撲甚句」もデジタル配信を通じて、広く海外へ向けてアピールしていきます。
一方、未来の関取を育てる現場でも新たな動きがありました。新弟子たちは実技に加え、相撲の歴史や一般常識、書道などを「相撲教習所」で学びますが、近年カリキュラムから外れていた「相撲甚句」の授業が復活することとなりました。
江戸時代から力士や呼び出しらによって歌い継がれてきた伝統を後世に伝えるべく、指導の先生に就任したのが春日山親方(元関脇・勢)です。現役時代からその圧倒的な美声でファンを魅了してきた親方の起用に、早くも期待の声が集まっています。
春日山親方は、相撲甚句の魅力について、「相撲甚句とは、七七七五の四句で構成される民謡の一種です。幕末から明治に流行した甚句を力士が余興で歌ったのが始まりとされています。歴史的な事を日々の出来事を歌に乗せて歌われてきた、とても歴史あるものです」と語っています。
また、デジタル配信による日本国内および海外への広がりについては、「とても素晴らしい事です。大相撲は伝統文化継承神事、様式美です。世界中の方々にもっともっと知っていただきたいですね。日本相撲協会の相撲甚句の講師になりとても身が引き締まる思いです」とコメントし、期待を寄せています。
伝統を守りながらも、デジタルという新たな土俵で世界へ羽ばたく「相撲甚句」。力士たちの粋な歌声が、世界中の耳を虜にする日は近そうです。
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