ヴァイオリニストの
アンネ=ゾフィー・ムター(Anne-Sophie Mutter)が、2026年のデビュー50周年を記念して、みずからプロデュースする同時代音楽の新録音シリーズ「ASM Forte Forward」の第2弾、『アメリカン・チューン 1 ~プレヴィン:ヴァイオリン協奏曲第2番、ピアノ三重奏曲/カリアー:着信音変奏曲』を8月21日(金)に発表します。
かつての夫であり長年の親友でもあった
アンドレ・プレヴィンが彼女のために書いたヴァイオリン協奏曲第2番は、弦楽合奏との伝統的な3楽章形式の作品ですが、合奏には加わっていないハープシコードのソロによるインタールードが途中に2回挿入されるという風変わりなもの。バロック音楽の要素とアメリカン・リズムの活気が見事な対話を繰り広げます。やはりプレヴィンによるピアノ三重奏曲は、軽快な響きの中に突然現れる深い憂愁が特徴的。
セバスチャン・カリアーによる「着信音変奏曲」はムター財団の奨学生であるコントラバス奏者
ロマン・パトコロとの共演のために書かれ、日常的な電話の着信音をモチーフにしたユーモアあふれる作品でありながら、奏者の限界に挑むような超絶技巧と複雑なリズムによるスリリングな音の応酬が楽しめます。協奏曲で共演する「ムターズ・ヴィルトゥオージ」は、ムター財団の奨学生で構成されるアンサンブル。前作同様、未知の音世界へ挑み続ける彼女の姿勢に加えて、後に続く世代の育成にも力を入れる活動と、多彩なアーティストたちとの深い交流が実を結んだアルバムです。
プレヴィン:ヴァイオリン協奏曲第2番は2014年11月米・ニューヨーク カーネギーホール、プレヴィン:ピアノ三重奏曲とカリアー: 着信音変奏曲は2025年6月独・ミュンヘン、バイエルン放送スタジオ1での録音。