数々の名作を発表してきた
エマニュエル・アックス(p)、
レオニダス・カヴァコス(vn)、
ヨーヨー・マ(vc)のトリオがヴィオラの名手
アントワン・タメスティを迎えて録音した新作『ベートーヴェン:交響曲第3番〈英雄〉&レオノーレ序曲第3番』が、8月28日(金)に配信リリースされました。CDは国内盤が11月25日(水)、輸入盤が10月2日(金)に発売される予定です。
この新作は、ヨーヨー・マ、アックス、カヴァコスのトリオが
ベートーヴェンの交響曲に挑んできた「ベートーヴェン・フォー・スリー」シリーズの第5弾。ピアノ四重奏用の編曲はシャイ・ウォスネルが手がけています。
このシリーズについて、アックスとヨーヨー・マは以下のようにコメントしています。
[コメント]こうしたシンフォニーが作曲された当時は、一般的に人々が最初に知るのは編曲版からでした。かつては交響曲が初版の段階ではスコアで出版されないことがごく当たり前でした。その楽譜が手に入るのは、何十年も経ってからだったのです。まず入手できるものといえば、作曲家自身が編曲して出版社に提出した4手連弾用のピアノ編曲版、あるいはトリオやカルテット用の編曲版といったものでした。そして、人々はそうした編曲版を通じてその楽曲を知っていく・・・というのが普通でした。――エマニュエル・アックスシンフォニーに参加できることは誰にとっても本当に素晴らしいことだと皆感じています。録音が始まって以来、人々を分断してきた要因の一つに、我々が人々に割り当てた<分類>があります。室内楽奏者、オーケストラ奏者、協奏曲を演奏する人、編曲をする人、作曲する人、指揮者・・・これらすべては重なり合うことなく別々のカテゴリーとして捉えられています。そうした縦割り型思考は、人々の真の創造性やコラボレーションを妨げるものだと思うのです。だからこそ、今、私たちが本当に重要だと考えていることの一つは、音楽の最初の原点──つまり一緒に何かをやってみたいと願う友人同士のシンプルな交流に立ち返ることなのでは、と感じています――ヨーヨー・マ Photo by Vincent Trullo