ジャズ・ピアニストのオスカー・ピーターソンが、12月23日に腎不全のため死去しました。82歳でした。ピーターソンは1925年8月15日、カナダはモントリオール生まれ。ノーマン・グランツに見出され、49年に米国でデビューを飾ります。レイ・ブラウン、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、スタン・ゲッツらと共演、Verve Recordsから発表した『ナイト・トレイン』（写真・62年）など、数々の名盤を残しました。93年に脳梗塞で倒れるものの、リハビリを重ねて見事に復帰。その後もシーンを代表するピアニストとして、健在ぶりをアピールしました。そのダイナミックな演奏によって“鍵盤の皇帝”の異名を取る彼の死に、各方面から哀悼の声が上がっています。