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木村カエラ、ツアー〈シンクロニシティ〉セミ・ファイナル終了!

木村カエラ   2013/03/29 15:02掲載
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 7枚目のオリジナル・アルバム『Sync』を昨年12月にリリース、4年半ぶりとなるホール・ツアー〈シンクロニシティ〉をスタートさせた木村カエラ。ツアーのセミファイナルとなったNHKホールでの東京公演2Daysが終了。プロジェクション・マッピングを用いた大掛かりな舞台演出でのライヴはこの2Daysが最後ということもあり、大きな盛り上がりとなりました! 約2ヵ月に渡ったツアーは、沖縄「ナムラホール」公演でフィナーレを迎えます。

 また27日の東京公演は、5月5日(日)21:00よりWOWOWでオンエアされることが決定。さらに、東京公演の写真は4月1日(月)18:00より「Showcase Prints」(www.showcase-prints.com)にて期間限定で販売されます。


木村カエラ


[Live Report]
4年半ぶりのホールツアーが大盛況で終了!
幸せな気持ちにさせる、カエラの“シンクロニシティ”


 昨年12月に発売した7thアルバム『Sync』を携え、2013年1月より全国17ヵ所19公演に及ぶ全国ツアー「木村カエラ LIVE Synchronicity TOUR 2013」の東京公演が3月27日、28日、NHKホールにて行なわれた。ホール・ツアーは08年に行なった〈+1〉以来、約4年半ぶりとなるのだが、その分の成長や進化が表れたライヴを見せてくれた。

 白を貴重としたステージ中央のビジョンに、カエラがスーパーマンならぬ“Syncウーマン”に変身して街を守るアニメ映像が流れると、実物のカエラが登場。大歓声が沸き起こる中、「HERO」を歌うカエラから大きなマントが広がっていくといったプロジェクションマッピングを交えた演出で観る者を一気に惹きつけると、続く「Ground Control」「マミレル」で大合唱が沸き起こり、早くも強力な一体感を作り上げる。

 「Synchronicity TOURにようこそ! やっと東京に戻ってきましたー! みんなグッズ売り場にあるガチャガチャはやった? 私1,500円使って全部バッジだったの! 超ショックで(笑)。そういう思いした人いる?」とフランクに接しながら、アルバム『Sync』を中心に、「リルラリルハ」「so i」「Merry Go Round」「Cherry Blossom」など多彩な楽曲を届けて盛り上げる。新しいメンバーを迎えたバンド・サウンドも深みが増し、心地よいグルーヴ感を生み出していた。ライヴ中盤はコーラスの山ちゃんとの輪唱で「sorry」、そして「ワニと小鳥」「dolphin」をじっくり聴かせ、「WONDER Volt」はダンスを交えながらの歌でファンタジックな世界観へと誘う。ガラリと変幻していくステージングに魅了されっぱなしのまま、あっという間にライヴは後半を迎え、「あとは激しい曲しか残っていません。私に負けないように踊ってくれますか?」と、「MY WAY」を皮切りに「Syncronicity」、そして「TREE CLIMBERS」「マスタッシュ」「喜怒哀楽 Plus 愛」「BEAT」と怒涛のライヴ鉄板曲をたたみ掛け、観客たちもカエラに負けじと弾けまくり。会場はもはやライヴハウス同等の熱量と光景を見せた。

 「やっぱすごいね、今までで一番熱かった! まだ興奮が残ってますが、最後は私にとって、とっても大切な曲を歌います。今、みんなに一番伝えたいことは何だろうと思って作った曲で、日々いろんな色にまみれてしまうけど、私の曲でみんなの心が休まって、一瞬でも真っ白になるといいなという思いが込められた曲です」と、本編ラストは「Sun shower」を熱唱。ステージ中央に戻って歌うカエラに光の粒がまとい、光が弾けると同時にカエラが消えるイリュージョンを見せてインパクト与えながらも、観る者の心をほんわりと温めた。

 アンコールでは、「みんなが幸せになるように」と「Butterfly」を届けて会場をハッピー・オーラでいっぱいにし、「Super girl」はバンド・メンバーと楽しそうに絡み合いながらの歌。「みんなのおかげでとってもいいライヴになりました。みんな、明日からがんばってね! 大好きなみんなが笑顔になりますように。みんなの笑顔が見たいっていう歌です!」と、オーラスは「Magic Music」で会場中を本当に笑顔にしてみせる。「すてきな時間を本当にありがとうございました! またライヴがあるときはみんな遊びに来てね! どうもありがとう!!」と大きな投げキッスで締め括った。本ツアーは31日に沖縄ナムラホールでファイナルを迎えるが、各地のエピソードを話していた際、カエラは「あぁ、終わっちゃうんだなぁ」と名残惜しそうに口にした。この日のライヴはもちろんのこと、その思いは観客たち1人1人にもシンクロしたはずだ。(Text By 高橋公子)



木村カエラ
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