ロック、フォーク、ヒップホップ、カントリーなど、様々なジャンルの要素を貪欲なまでに取り入れ、それをサイケなアレンジで融合させてみせた、UKの芸術至上主義バンド“ザ・ベータ・バンド”。日本でもその独特な味がするサウンドに中毒になってしまった方も多いのではないかと思いますが、そんな彼らが前作『ホット・ショッツ 2』(写真)以来、約3年ぶりとなるニュー・アルバムを日本先行となる3月24日にリリースすることになりました(TOCP-66278(税込))。

　『ヒーローズ・トゥ・ゼロズ』という名が付いた今作は、前作発表後にレディオヘッドの全米ツアーに同行した影響からなのか、そのレディオヘッドを手掛けた、ナイジェル・ゴドリッチをプロデューサーに起用した作品で、なんでも、今作には、“人間の戦争の歴史を描いた”という“911”以降を感じさせるビデオ・クリップとなった先行シングル「Assessment」（UKにて2月リリース予定）や、バンドがこれまでレコーディングした中で、最も古典的なアコースティック・ギター・ソングへとなったという「Simple」などといった楽曲が収録される予定です。ポスト・ロックとはまた違った次世代ロックを聴かせてくれる彼らゆえ、不思議な感覚をもったバンド・サウンドが好きな音楽ファンは必聴ですよ！　なお、日本盤はCCCDでのリリースとなる予定です。