多くの映画ファンから待ち望まれる人気作・名作を選りすぐったBlu-ray化企画「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」では、没後10年を迎える
野村芳太郎監督作品を3ヵ月連続でリリースすることが決定しました。
今回は、生涯の監督作品86本から新たに選りすぐった8本を初Blu-ray化。5月8日(金)発売(
『事件』・
『疑惑』)、6月3日(水)発売(
『配達されない三通の手紙』・
『昭和枯れすすき』・
『真夜中の招待状』)、7月3日(金)発売(
『張込み』・
『ゼロの焦点』・
『しなの川』)と、リリースが続きます。
幼い頃より撮影所を遊び場にして成長、大学卒業後は撮影所に助監督として入社し、
黒澤 明監督『醜聞(スキャンダル)』『白痴』、
川島雄三監督『天使も夢を見る』などに参加(その優秀さで黒澤監督からは“日本一の助監督”との言葉も)。映画監督デビューを果たすと、松本清張の短編小説を映画化した初のサスペンス映画『張込み』(1958年)では〈キネマ旬報ベストテン〉8位に入るなど、そのリアリズムは高い評価を受け、『ゼロの焦点』(1961年)での海が広がる断崖絶壁に、追うものと追われるものが立ち尽くすラスト・シーンは、その後のサスペンス・ドラマの定番ともなっています。
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