1960年代以降、俳優、歌手、さらにはラジオ番組のDJとしても活躍した荒木一郎。数々の映画やドラマに出演するかたわら、1966年〈第8回日本レコード大賞〉では自身の作詞・作曲によるデビュー・シングル「空に星があるように」で最優秀新人賞を獲得。それ以降も、「今夜は踊ろう」「いとしのマックス（マックス・ア・ゴーゴー）」と立て続けに自作曲で大ヒット、当時やはりマルチに活躍していた加山雄三と並び、シンガー・ソングライターの草分けとしても知られる彼の音源をコンパイルした2枚組アルバム『ゴールデン☆ベスト 荒木一郎＆フレンズ』が4月22日（水）に発売されました。

　アルバムのDISC.1には、荒木が1969年に自主制作で作ったアルバム『荒木一郎の世界』（カートリッジ・テープのみの発売）をもとにレコード化された『荒木一郎 1969』（1977年）、荒木がDJを担当したラジオ番組『星に唄おう』（1966年〜69年 / 東海ラジオ）のために録音した音源を集めたアルバム『星に唄おう 1966〜68』（1980年）と、荒木のルーツとも言える2枚のアルバムを収録。

　またDISC.2には、荒木をリスペクトする森山良子、忌野清志郎、原田芳雄、クレイジーケンバンド、BEGINら多彩なゲストを迎え、2001年に発表されたコラボ企画CD『ベスト・アンド・ベスト〜ワン・ナイト・スタンド〜』を収録。もちろんDISC.1、2のいずれも最新のデジタルリマスタリングを施し、高品質CD Blu-specCD2での発売となります。

　今回コンパイルされた3枚のアルバムはどれも廃盤、復刻を望む声がファンから多く寄せられていたとのこと。偉大なるシンガー・ソングライター、荒木一郎の魅力を再発見しましょう。