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ATGがほこる幻の10作品が待望の初DVD化、BOXとなって発売

2015/06/17 15:53掲載
ATGがほこる幻の10作品が待望の初DVD化、BOXとなって発売
 日本アート・シアター・ギルドの旧作シリーズ「ATGライブラリーシリーズ」より、『卑弥呼』(1974年)、『鴎よ、きらめく海をみたか めぐり逢い』(1975年)『鬼の詩』(写真 / 1975年)、『黒木太郎の愛と冒険』(1977年)、『西陣心中』(1977年)、『-北村透谷-わが冬の歌』(1977年)、『正午なり』(1978年)、『青春PARTII』(1979年)、『蜜月』(1984年)、『君は裸足の神を見たか』(1986年)という、これまで一度もDVD化されていない幻の10作品を全作HDマスター使用で収めたDVD-BOXが9月16日(水)に発売決定。ATGの最も危険で鬱屈とした重厚な作品群が、DVDとなってふたたび世にその全貌をあらわします。

 1960年代にフェデリコ・フェリーニジャン=リュック・ゴダールイングマール・ベルイマンヴィットリオ・デ・シーカなどの良質な海外作品の配給に始まり、その後大手映画会社ではけっして作ることのできない、日本映画界を激しく揺さぶった挑発的作品を製作し続けたアヴァンギャルドの雄、ATG。その商業主義とは対極の芸術的・前衛的作品の数々は、日本映画界に多大な影響を与え続けており、その功績は計り知れません。そして、この日本映画史に刻まれた、ATG作品群の中でも20年以上もパッケージ化されずに放置されていた、とりわけ衝撃的な作品が今回初DVD化となる10作品です。ぜひお手元へ。

(C)1975 村野鐡太郎 / ATG

■2015年9月16日(水)発売
ATG初DVD化BOX(仮)
KIBF-91366〜91375 30,000円 + 税

[収録内容]

(1)『卑弥呼』(1974年)
篠田正浩監督が描く古代ロマン映画。邪馬台国の女王・卑弥呼を演じるのが、妻で女優の岩下志麻。白塗り眉なしで卑弥呼を熱演。アヴァンギャルドな作風が話題となり、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート。

(2)『鴎よ、きらめく海をみたか めぐり逢い』(1975年)
不器用で貧乏ながらも懸命に生きる地方出身の青年と少女を描いた青春映画。監督にソ連のモスフィルムとの合作「モスクワわが愛」で話題を呼んだ吉田憲二。

(3)『鬼の詩』(1975年)
客を喜ばすためならと、天然痘でできた顔のあばたに何本もの煙管(キセル)をぶら下げるという驚異の芸を編み出した、上方芸人の鬼のような壮絶な生き様を描く。

(4)『黒木太郎の愛と冒険』(1977年)
野呂重雄の同名小説を、『ペコロスの母に会いに行く』の森崎東が脚色・監督。田中邦衛、財津一郎、倍賞美津子、三國連太郎、他、超豪華出演陣が共演。

(5)『西陣心中』(1977年)
高林陽一監督のATG作品の第三作目。古い伝統を持つ西陣の町を舞台に、西陣織りの織り手と無理心中を失敗した女との恋物語。

(6)『-北村透谷-わが冬の歌』(1977年)
日清戦争に異議を唱え、自ら命を絶った天才詩人・北村透谷の苦悩を鮮烈に描いた作品。北村透谷をシンガー・ソングラターのみなみらんぼうが演じる。

(7)『正午なり』(1978年)
元プロ野球選手の金田正一の息子の金田賢一の映画デビュー作にして主演を務めた青春映画。

(8)『青春PART?』(1979年)
競輪選手として“走る”ことへの執念に燃える一人の青年と、人生の逆転を賭ける中年男の、二つの世代を通して現代と人間を描く。舟木一夫が9年ぶりに映画出演。

(9)『蜜月』(1984年)
立松和平の自伝的要素の強い同名小説を映画化。主演の佐藤浩市が純粋な青年を熱演。

(10)『君は裸足の神を見たか』(1986年)
日本映画学校がATGと提携し制作した映画。プロデューサーは同学校の創始者今村昌平。同学出身の出川哲朗も出演。
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