新垣隆（p）との共演でも注目を集めるジャズ界の鬼才バリトン・サックス奏者、吉田隆一率いるblacksheepが結成10周年記念となる4thアルバム『+-Beast-』（VSP-0012 3,000円 + 税）をリリースしました。本作のテーマは“架空アニメのイメージ・アルバム”。

　漫画家の西島大介がキャラクター原案 / ストーリーコンセプトを、アニメーターの寺尾洋之（劇場版 魔法少女まどか☆マギカ「叛逆の物語」副監督、ストライクウィッチーズ メカ総作画監督）がキャラクター・メカニック・デザインを担当した24ページにおよぶ架空アニメの設定資料集を封入。架空の域を越えたイメージ・アルバムです。

　メンバーは結成当初からバンドを支えるスガダイロー（p）、MALTA Big Bandやものんくるなどで存在感を発揮する石川広行（tp）、クラシックからロックまでジャンルを越えた活動で注目を集めるTsuneta（vc）の4名。スガダイローの美しいピアノの調べで始まる「ふらふらする上弦の月」、スリルに満ちた「時間現象」「φ - Phase -」、染み入るような「ふたつの環 - 午後の陽のティアラ -」「地球、買います」、そしてラストの「黒羊のうた」には大谷能生がスペシャル・ゲストとして参加しています。

　blacksheepの各メンバーがキャラクター化され、メカニックまでも掲載された、近未来の世界が描かれた豪華なブックレットも必見です。