ソ連時代以前から続く、世界的に知られたロシア・ピアニズムの系譜をひきながらロシア人としていちはやくフォルテピアノ(現代のピアノとはさまざまな点で異なる、
モーツァルトや
ベートーヴェンら19世紀以前の作曲家たちが知っていた古楽器)に注目し、そのスペシャリストとしても知られる一方で、冷戦時代以来最先端の現代音楽にも
積極的な取り組みをみせてきた異才ピアニスト、
アレクセイ・リュビモフ(Alexei Lubimov)が来日。5月18日(水)には東京・豊洲文化センターでリサイタル、同21日(土)には東京・池袋 東京芸術劇場で東京ニューシティ管弦楽団と協奏曲を共演するほか、同22日(日)には広島・日本基督教団 広島流川教会でリサイタルを開催します。
リュビモフは、とくに演奏会シーンでは広範をきわめるレパートリーから巧みに選び抜いたプログラムの面白さで高く評価されており、日本でもめったに聴けない演目を続々と盛り込むことで、日本でも熱狂的なファンを続々育ててきました。
録音シーンでも、折々に批評家・ファンから注目されている大小の実力派レーベルで鮮烈な名演を連発。近年では、とくにフォルテピアノや歴史的ピアノを使ってのモーツァルト、ベートーヴェン、
シューベルト、
ドビュッシー、
サティなどの録音で世界各地から支持を集めています。
そんなリュビモフは今回の来日で、東京と広島でソロ・リサイタルを行なうほか、21日(土)には
東京ニューシティ管弦楽団の定期公演に客演し、
ストラヴィンスキーと
ハイドンによる協奏曲2曲を演奏。なかでも、古楽器使いでありながら現代ピアノにも抜群の適性をみせるリュビモフが、イタリア現代の銘器メーカー“ファツィオリ”の楽器を弾く5月18日(水)東京・豊洲文化センターでのリサイタルは、世界的・歴史的にみても貴重な機会です。