ディアンジェロ や
ニック・ウェスト など
プリンス 影響下にあったアーティストの来日が続く2016年。先日開催された大型フェス〈SUMMER SONIC 2016〉に出演した
キング も、今年5月に続いて12月に、単独では2度目となる来日公演を行うことが決定しました。日程は、2016年12月2日(金)大阪・梅田 CLUB QUATTRO、12月5日(月)東京・恵比寿 LIQUIDROOM。
プリンスが才能を認めて前座に抜擢したほか、
クエストラヴ (ザ・ルーツ)や
エリカ・バドゥ が絶賛し、
ロバート・グラスパー が
『ブラック・レディオ』 で起用、
ケンドリック・ラマー が楽曲をサンプリングするなど現行ミュージック・シーンで重責を担うアーティストたちから注目を浴びる米・ロサンゼルス出身のキング。パリスとアンバーの双子・ストローザー姉妹とアニタ・バイアスによる女性3人組でありながら“キング”と名乗るのは「音楽における自分たちの王国の王になること」への決意表明とのこと。特にストローザー姉妹はプリンスと同郷のミネアポリス出身ということもあってか、プリンスからアドヴァイスや経済的な支援も与えられてきたといいます。
VIDEO
今年2月にデビュー・アルバム
『ウィー・アー・キング』 を発表。モハメド・アリ賛歌ともとれる「ザ・グレイテスト」はコンピュータ・ゲーム風の映像を意図したミュージック・ビデオでも話題に。ミネアポリス的な要素を下地に、80年代風シンセ・サウンドを多用した浮遊感に富むドリーミーなエレクトロニックR&Bを、3人のみで完結させるクリエイティヴィティあふれるライヴ・パフォーマンスも魅力です。
この7月には英・ロンドン・ハイドパークの音楽フェス〈ブリティッシュ・サマー・タイム〉にヘッドライナーのスティーヴィー・ワンダーほか、
ファレル・ウィリアムス 、
コリーヌ・ベイリー・レイ らと同日のステージに立ち、デビュー以来確実に成長を遂げているキング。前回5月のBillboard Live公演はソールドアウトとなりましたが、12月の公演はクラブハウス・サイズでのライヴだけに、また違ったステージが期待できそうです。