ネーメ・ヤルヴィ（Neeme Järvi）の二男にしてパーヴォ・ヤルヴィ（Paavo Järvi）の弟である指揮者クリスチャン・ヤルヴィ（Kristjan Järvi）が、ミニマル・ミュージックの始祖スティーヴ・ライヒの80歳の誕生日（10月3日）を記念するアニヴァーサリー・アルバム『スティーヴ・ライヒ: デュエット』（SICC-30290〜1 3,000円 + 税）を10月26日（水）にリリース。

　本作の制作のきっかけは、ライヒがMDRライプツィヒ放送交響楽団（MDR）のコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことで、それ以来3年がかりでの収録が実現。「ダニエル・ヴァリエーションズ」、「ユー・アー（ヴァリエーションズ）」のオーケストラ版は世界初録音、「クラッピング・ミュージック」は、ライヒ本人とクリスチャンによるパフォーマンスが収録されています。

　ライヒは本アルバムについて「クリスチャン、きめ細やかで正確かつ感情のこもった2枚組のCDをありがとう。2曲のヴァリエーションは私の最高傑作であり、このアルバムにはそれらの非常に美しい演奏が収録されている」と絶賛。「デュエット」と「フォー・セクションズ」は、今年5月にクリスチャンが東京都交響楽団と演奏し、鮮烈な印象を与えた作品です。