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昭和16年に日本で発売された伝説のラテン音楽アルバムが77年ぶりに復刻

2018/08/01 13:14掲載

　日本の真珠湾攻撃をきっかけに太平洋戦争が勃発した昭和16年（1941年）に発売された、アルゼンチン、ブラジル、チリ、メキシコなどのラテン音楽を収録した6枚組、全12曲入りのSP『中南米音楽アルバム』。一部のラテン音楽はすでに日本で聴かれていたものの、多彩なラテン音楽をまとめたことで、音楽ファンにバイブルとして長年にわたって親しまれてきたこのアルバムが、『中南米音楽アルバム（改定版）』（DISCOLOGIA-013 2,500円 + 税）として7月29日に発売されています。

　この作品を編纂したのは、日本初のタンゴ・バンドを結成した人物としても知られ、戦後は20年以上にわたってNHKのラジオ番組でディスクジョッキーを務めた、ラテン音楽評論家の高橋忠雄。当時、日本で紹介されていたラテン音楽はタンゴとルンバでしたが、ここでは、本国以外ではあまり知られていなかったアルゼンチン、チリ、パラグアイなどの伝統音楽や、キューバ、ブラジルなど戦後になってから注目される音楽も紹介されています。

　今回発売されるCDには、オリジナル・アルバムの12曲に加えて改定版のプロデューサーである田中勝則が8曲を追加した全20曲を収録しています。

■2018年7月29日（日）発売
『中南米音楽アルバム（改定版）』
DISCOLOGIA-013 2,500円 + 税

［収録曲］
01. Derecho Viejo（ホァン・ダリエンソ楽団）
02. La Mimada（エドガルド・ドナート楽団）
03. Milonga Sentimental（メルセデス・シモーネ）
04. Tu Tristeza（イスマイル・モレーノとクージョ民俗楽団）
05. Entre Junio y Julio（ロス・クァトロ・ウァソス）
06. Bajo Los Cielos de Tucuman（マルタ・デ・ロス・リオス）
07. Estoy Chispa（マルタ・デ・ロス・リオス）
08. A Bolivia（ドゥオ・ラス・カントゥータス）
09. El Huaquero（ロス・トロバドーレス・デル・ペルー）
10. Avenina（フェリクス・ペレス・カルドーソのトリオ・ティピコ・パラグァージョ）
11. Nda Che Resarairi Gueteri Nde Jhegui（フェリクス・ペレス・カルドーソのパラグァーイ民俗楽団）
12. Alla en el Rancho Grande（ティト・ギサール）
13. Ya Se Va Metiendo El Sol（ティト・ギサール）
14. Te Odio（リタ・モンタネール）
15. Rumba-Tambah（レクォーナ・キューバン・ボーイズ）
16. Triguenita（エンリケ・ブリヨーン楽団）
17. Alegre Conga（コンフント・マタモロス）
18. Saudade do meu Barracao（バンド・ダ・ルア）
19. Alo... Alo?（カルメン・ミランダとマリオ・レイス）
20. Eu Sou Um（シロ・モンテイロ）

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