“砂漠のブルース”のカリスマとしてマリ共和国を拠点にワールドワイドに活動し、〈グラミー受賞〉経験も持つ人気バンド、
ティナリウェン(Tinariwen)が、9作目となるオリジナル・アルバム『
アマジャー(Amadjar)〜名もなき旅人』(CD PCD-17805 2,750円 + 税)を9月25日(水)にリリースします。
アルバム・タイトルの“Amadjar”は、マリで使われるタマシェク語で“foreign traveler”“unknown visitor”を意味。その名のとおり、本作は“旅”が重要なテーマとなっており、モロッコからモーリタニアの首都・ヌアクショットへと長距離移動する道中で、時に仮設スタジオに改装した古いキャンピングカーで、時に星空の下で、時に巨大なテントの中で……といった具合に、キャンプを繰り返しながらレコーディングが行われました。
アコースティック楽器が多用された楽曲の数々は、幻想的な音響美が印象的だった前作『
エルワン(Elwan)〜エレファン』から一転、これまでにないほど親密にして“生身”のティナリウェンを感じられるようなサウンドに仕上がっており、まさに砂漠を旅するキャラバンのロード・ムービーのような味わい深い作品となっています。
また、
ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの
ウォーレン・エリスがヴァイオリンで、
ウィリー・ネルソンの息子のミカ・ネルソンがマンドリンやチャランゴで参加するほか、サン O)))のギタリスト、ステファン・オマリー、シンガー・ソングライターの
キャス・マックームスら多くのゲスト・ミュージシャンたちが演奏に参加。バンドの“生身”のサウンドに素晴らしい味付けを施しています。