株式会社ハピネット・メディアマーケティングが、新レーベル「噺RECORD」(読み: ハナシレコード)を立ち上げ、第一期リリースとして2021年2月10日(水)に3タイトル、3月10日(水)に3タイトル、合計6タイトルを連続で発売します。
「朗読喫茶 噺の籠 〜あらすじで聴く文学全集〜」シリーズと題し、人気・実力を兼ね備える豪華声優陣が、日本近現代の名作文学を原作に、本作の為に書き下ろされたオリジナルあらすじ台本を朗読します。1人の声優が1作品を朗読。1タイトルあたり3作品収録し、6タイトルで全18話の作品を制作します。
本シリーズ作品には、
斉藤壮馬(銀河鉄道の夜 /
宮沢賢治 OVVA-1)や、
花江夏樹(夜叉が池 /
泉鏡花 OVVA-6)をはじめ、18人の豪華な声優陣が参加しています。
また、「噺RECORD」では、同時に公式Twitter、YouTubeチャンネルも開設。作品の視聴が出来る動画や、豪華プレゼント企画など、今後も様々な情報を順次お知らせしていくとのこと。「噺RECORD」及び、「朗読喫茶 噺の籠」シリーズの今後にご注目下さい。
[声優コメント]高校時代、部活動の最後の大会で、自ら抜粋して読んだのがまさにこのCDの後半の「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ」の部分でした。
当時はたっぷり大袈裟に読んでいた気がしますが、今回はむしろフラットに、聴いてくださる皆さまの中でシーンが熟成できるよう語ってみたつもりです。
皆さまそれぞれの『銀河鉄道の夜』のイメージが膨らんでいましたら幸いです。――斉藤壮馬(銀河鉄道の夜)メロスだけでなく王様やセリヌンティウスなど、何役かやらせていただいたのでその掛け合いです。
他には、途中で奮起したり挫けそうになったりする、メロスの心情変化に合わせて読み方を変えてみたりしているので、その辺りを何度も聴いていただけたら幸いです。――下野紘(走れメロス)名も知らぬ猫。彼の視点に立つ事です。あらすじだけでなく、是非とも本編をどうぞ。宜しくお願いします。――杉田智和(吾輩は猫である)菜穂子が父の姿を岩に見つける場面が特に印象的です。
菜穂子にとっての父への気持ち、二郎から菜穂子への気持ち、そして残された時間が多くないと言う事・・・
色んなものが混ざっていました。――伊東健人(風立ちぬ)登場人物がどんどん自分の感情に気づき、後悔して、に好きになる。
どうしても許されないとわかっていても惹かれ合う、この感情の揺れ動きを、ぜひ聴いていただきたいです。――松岡禎丞(野菊の墓)彼(主人公)の弱い部分や、それを象徴するような描写は印象深く残っています。男の弱さというのか、彼の優しさととるのか。――鈴木達央(舞姫)虎になってしまった李徴が、その理由を自分なりに考え、猛省し、受け入れていくシーンは読んでいる時も本当に心が辛かったので印象に残っています。
虎にはなることはなくても、僕らの日常の中で人ならざる何かになる瞬間というのはあったりします。
そういった過ちというのはどう頑張っても変えることはできない。ただただ受け入れて生きていくしかないんです。
その人生という残酷さが生々しく書かれているので本当に刺さるシーンですね。――八代拓(山月記)シタキリスズメ……おばあさん、お亡くなりになっていたんだ……意外とそこは覚えていなくて、ショックをうけました(笑)――蒼井翔太(御伽草子)お釈迦様の慈悲の心とカンダタのやっぱり変わらなかったかというシーン。
杜子春では、母を思う気持ちで本当に大切なものに気づくと言うところが印象に残っています。――井上和彦