毎月1週間ずつ(新作は3週間)シネマ歌舞伎を上映する〈月イチ歌舞伎〉の2021年の上映が決定。新作1本の公開に加え、歌舞伎の定番演目から初心者の方にもお気軽にお楽しみいただける作品、華やかな舞踊など、2021年5月から2022年2月まで多彩なラインナップ全10作品をお届けします。
2021年の新作は、コロナ禍で公開を延期していた
三島由紀夫作、
中村勘三郎・
坂東玉三郎出演の「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」が、6月4日(金)に公開決定。おとぎばなしのような恋物語を、三島との交流や本作への思いを語る玉三郎の特別インタビューと併せてお楽しみください。
さらに、
野田秀樹が演出した初めての歌舞伎演目「野田版 研辰の討たれ」が、シーズンの開幕作品として上映決定。その他、名台詞・みどころ満載の「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」、歌舞伎座に“ぞんび”が登場した
宮藤官九郎作・演出による話題作「大江戸りびんぐでっど」、
串田和美による野心的な演出が話題を呼んだNEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」、
有吉佐和子原作「ふるあめりかに袖はぬらさじ」、
中村吉右衛門出演の名作「熊谷陣屋」、勘三郎・玉三郎・
仁左衛門豪華共演の「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」、玉三郎ら五人の女方が躍り次ぐ絢爛な舞踊の大曲と、幻想的な舞踊劇の2本立て「京鹿子娘五人道成寺(きょうかのこむすめごにんどうじょうじ) / 二人椀久(ににんわんきゅう)」、玉三郎が2人の強く美しい女性を演じた「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ) / 楊貴妃」と、バラエティに富んだラインナップ。上映館等の最新情報はシネマ歌舞伎オフィシャル・サイトをご確認ください。