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映画『サマー・オブ・ソウル』2021年公開決定 スティーヴィー・ワンダー、B.B.キングら参加

2021/04/28掲載(Last Update:21/08/26 14:39)
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映画『サマー・オブ・ソウル』2021年公開決定 スティーヴィー・ワンダー、B.B.キングら参加
 今年1月に開催されたサンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、熱狂的な賛辞とともにドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をダブル受賞した映画『SUMMER OF SOUL (OR, WHEN THE REVOLUTION COULD NOT BE TELEVISED)』。まさに2021年を飾る一大事件とも言える音楽ドキュメンタリー映画である本作を、邦題『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』として、2021年にウォルト・ディズニー・ジャパン配給にて劇場公開することが決定。

 さらにこの度、ヒップホップ界の最重要人物であり、本作で映画監督としてデビュー、本年度アカデミー賞授賞式の音楽監督も務めるアミール・“クエストラブ”・トンプソンが、授賞式に先立つイベント“Oscars : Into the Spotlight”で自ら予告編を世界に向けて初披露しました。

 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』――ウッドストックと同じ1969年の夏、160キロ離れた場所で、もう一つの歴史的な音楽フェスティバルが開催されていました。スティーヴィー・ワンダーB.B.キングら、ブラック・ミュージックのスターが集結し、30万人以上が参加したこの夏のフェスの名は〈ハーレム・カルチュラル・フェスティバル〉。その映像は、なぜか誰の目にも留まることなくその後約50年も地下室に埋もれたままになっていました。『サマー・オブ・ソウル』は、歴史的映像の驚異の大発掘を経て、アメリカ音楽史のブラック・ヒストリーの柱となることを運命づけられた映画です。

 この作品で、映画監督として輝かしいデビューを飾ったのは、ヒップホップ界の最重要人物アミール・“クエストラブ”・トンプソン。5度のグラミー賞受賞者であり、ザ・ルーツのドラマー/DJとして世界的人気を誇るほか、ジェイ・Zなどのプロデュースでも知られます。かつ、本年度アカデミー賞長編アニメ映画賞、作曲賞を受賞した『ソウルフル・ワールド』では声優としても出演しているクエストラブ。彼は、1969年当時、まさに頂点を極めようとしていた、黒人の歴史、カルチャー、ファッション、音楽の大々的な発表の場となったこの革命的なフェスティバルの全貌を、重要な記録映像、当時のインタビュー、そして約50年の時を経てこの映像に初めて触れる当時の参加者たちの証言を織り込みながら、パワフルなドキュメンタリー映画として完成させサンダンス映画祭を熱狂させました。“ブラック・ライヴズ・マター”が叫ばれ、アフリカン・アメリカンの歴史と文化に注目が集まる今、埋もれた50年の意味とともに明らかにしていきます。

 出演アーチストは、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイトデヴィッド・ラフィン(ex ザ・テンプテーションズ)といった当時のヒットチャートを席巻中のモータウン勢から、B.B.キング、ハーヴィー・マンマックス・ローチなどのブルース、ジャズ勢、さらにマへリア・ジャクソンザ・ステイプル・シンガーズ、ザ・エドウィン・ホーキンス・シンガーズといったゴスペルの最高峰から、さらにポップ、ラテン、アフリカまでを俯瞰した、まさにブラック・ミュージックを包括したスターが勢揃い。貴重すぎる音楽体験が味わえます。

 才気に満ち溢れた若きスティーヴィー・ワンダー、フェスの1年前に非業の死を遂げたキング牧師に捧げる、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズの、会場を異次元に導く歴史的熱唱、ウッドストックでもベスト・アクトの一つと称された当時人気絶頂のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの圧巻のパフォーマンス、そして後世に語り継がれ、聴くものの人生を変えたニーナ・シモンのメッセージ……この約50年間、ほぼ完全に未公開だったことが信じられない映像の数々。音楽の頂点を極めたすべてのシーンがあまりにも貴重すぎるのです。この2021年、封印を解かれた、今年最も心躍り、感動的かつ重要な、時空を超えた最強のドキュメンタリー映画にぜひご注目ください。


© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
2021年公開決定
searchlightpictures.jp/movie/summerofsoul.html
配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
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