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松田美緒、ウーゴ・ファトルーソを迎え制作した『ラ・セルヴァ』を発表

松田美緒   2021/09/27 14:02掲載
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松田美緒、ウーゴ・ファトルーソを迎え制作した『ラ・セルヴァ』を発表
 世界各地を旅するなかでみずからの音楽を豊かなものとしてきた歌手の松田美緒が、ウルグアイの伝説的なミュージシャンであるウーゴ・ファトルーソとともに制作したニュー・アルバム『ラ・セルヴァ』を10月23日(土)に発表します。アルバムからの先行シングル「Harry!」が配信中。あわせて、徳島の密林で撮影したというミュージック・ビデオが公開されています。

 1943年生まれのファトルーソは、60年代に結成し“南米のビートルズ”と言われたバンド“ロス・シェーカーズ”で大きな成功を収め、その後アメリカで結成したフュージョン・バンド“OPA”も人気に。2019年のラテン・グラミーでは生涯功労賞を受賞しました。

 松田とファトルーソは2007年に出会い、アルバム制作や南米ツアーを行なう中で絆を深めてきました。それから10年以上の歳月を経て、2020年、パンデミックの最中にふたたび共演したのがこのアルバムです。

[ラ・セルヴァに寄せて]
ウーゴ・ファトルーソと歌った2008年、私はやっと本当に歌手になった気がした。ビッグバンのような強烈なエネルギーで創造するウーゴと歌いながら、私は音楽の宇宙に放り投げられる喜びを知った。録音、ツアー、たくさんの舞台で、数々の土地のリズムや色彩、音楽することを教えてもらった。
それから10年以上、私なりのルーツを掘り下げ、歌を探す旅をしながらも、折にふれて、ウーゴと一緒に歌いたいという思いが胸にあふれた。
2020年、パンデミックの最中、配信ライブのために、ウーゴに新曲をお願いすると、快く送ってくれたのが「トンボの旅路」だ。向こうの夜明け、こちらの日暮れ……朗らかに歌いながら地球を旅するような曲に、心が溶けていくようだった。
そして、また海を越えた音信が始まった。「いつかウーゴの歌ばかり歌うCDを作りたいなあ」とふわりと書いてみたら、ウーゴはそのことを真剣に考えて、次々と素敵なレパートリーを送ってくれた。こうなったらもう彼の宇宙船に乗ったつもりで、すべておまかせ。気がつけばとってもウーゴらしい音の密林にあそんでいた。
――離れていても音楽ができる。新たな創造が距離を超える。
人間が音楽することが、この時代を乗り越える希望となるよう願いを込めて。

――松田美緒



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