Shingo Mimuraが、前作『
Heart Sky Door(空のすきまに扉はひらく)』より3年ぶりとなる2ndアルバム『
Two Dreams Flew Over A Pine Tree』を11月5日(金)にリリース。
前作発表後、コンサートホール、教会や指定重要文化財、プラネタリウムなどを中心にソロ、ストリングスとのアンサンブルによる様々な演奏形態で精力的に公演を行なってきたShingo Mimura。その磨かれたライヴ“生(せい)”の感覚は複雑に絡み合う旋律の調和と混沌を優しくも力強く作品へと昇華させています。薄いシルクを纏うような繊細なタッチの柔らかいピアノ。アップライト&エレクトリックベース、ギターによるドローンは森の奥に草木の香りを含ませながら漂う幻想的な霧のようです。
特筆すべきは、チェロのソロからアンサンブルまで様々な形態のストリングスが全11曲中10曲に渡ってクレジットされており、憂いのある作風の中にも重厚、鮮やかかつ気品を感じるシネマティックな作品となっています。その他にもグラスを弓で鳴らしたり、焚き火やビー玉など様々なマテリアルから精製されたノイズが対比となり楽曲をユニークに引き立てています。さらに作編曲はもちろん、ストリングス演奏以外の楽器演奏、レコーディングエンジニア、ミックス、マスタリング、アートワークまで全て本人が手掛けており、細部まで真に迫ろうとする拘りが伺えます。
美しさと儚さが同居するメロディから繰り広げられる音世界はまるで映像美。コロナ禍において制作された本作は、世界を包む暗闇の先に確かに存在する無数の希望を予感させる一作となるでしょう。
ヨハン・ヨハンソン、
オーラヴル・アルナルズ、
マックス・リヒター、
ダスティン・オハロランファン必聴の作品です。