現代のUKロック・シーンで突出した存在感を放つバンド、ブラック・ミディ（black midi）が、2021年5月に発表した『Cavalcade』以来、約1年ぶりの新作アルバム『Hellfire』を7月15日（金）に発表します。アルバムからのリード・シングルで、戦争の恐怖から闇堕ちした兵士を歌ったハードコアなプログレッシヴ・ロック「Welcome To Hell」がミュージック・ビデオとあわせて公開中。MVは『Cavalcade』に収録する「Slow」のMVを手がけたグスタフ・ホルテナスが監督しました。

　アルバムは、『Cavalcade』からの先行シングルで、ブラック・ミディの代表曲のひとつ「John L」を手がけたマルタ・サローニをプロデューサーに迎え、ロックダウン下の英ロンドンで制作。『Cavalcade』のメロディやハーモニーを踏襲しながら、1stアルバム『Schlagenheim』にあった性急で凶暴なバンド・アンサンブルが復活し、希薄になっていく現代社会の道徳を炙り出すさまざまなストーリーが一人称で語られていくコンセプトが敷かれています。バンドのフロントマンであるジョーディ・グリープは新作について「『Cavalcade』がドラマだとしたら、『Hellfire』は壮大なアクション映画のようだ」と語っています。

　日本盤CDには解説と歌詞対訳を封入するほか、ボーナス・トラックとしてスティーヴ・アルビニ録音によるライヴ音源を追加収録。アナログの初回生産分は通常盤 / 限定盤を問わずアルバム・アートワークを手がけたデヴィッド・ラドニックによる日本語帯付仕様です。

　また、2021年9月に予定され延期となっていた来日公演の振替日程が決定しました。日程は以下のとおりです。2022年12月4日（日）東京 SHIBUYA O-EAST（1st SHOW / 2nd SHOW）、12月5日（月）大阪 UMEDA CLUB QUATTRO、12月6日（火）愛知 NAGOYA THE BOTTOM LINE。