3月9日にニュー・アルバム『コラプス・イントゥ・ナウ』をリリースするR.E.M.。デビュー初期から映像制作に力を入れるバンドとして知られている彼らですが、新作では全曲のビデオ・クリップが制作されていることが発表されました。R.E.M.が収録曲全てのクリップを制作するのは91年の『アウト・オブ・タイム』以来となります。

　90年代初頭、『アウト・オブ・タイム』や『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』を彷彿させるアルバムと評されている新作『コラプス・イントゥ・ナウ』からは、すでにアメリカでのリード・トラック「マイン・スメル・ライク・ハニー」のビデオ・クリップが公開されていましたが、この度、イギリスでのリード・トラックになる「ウーバーリン」のビデオ・クリップが公開されました。ジョン・レノンの少年期をい描いた映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で知られるサム・テイラー・ウッドが監督を務め、同作や『キック・アス』に主演し人気急上昇中のアーロン・ジョンソンが出演。アーロンがロンドンの街中を踊り歩く様子がゲリラ撮影によって捉えられています。

　そのほかの曲では、俳優のジェイムズ・フランコや、R.E.M.のほかスパークルホースやゴッドスピード・ユー・ブラック・エンペラー!、ブロンド・レッドヘッドらのクリップで知られるジェム・コーエン、アーケイド・ファイアやヤー・ヤー・ヤーズ、ベル・アンド・セバスチャンらのクリップを手がけているランス・バングス、ドキュメンタリー作家のアルバート・メイスルズ、そしてマイケル・スタイプの実姉リンダ・スタイプらが監督を担当しています。

　すべてのクリップはこの後2週間ほどで順次公開されていくとのこと。期待しましょう！