1971年、映画・テレビ界で既に巨匠としての名声を誇っていた作曲家・
冨田勲が、日本で初めて米国モーグ社製アナログ・モジュラー・シンセサイザーを個人輸入したことは、日本におけるシンセサイザー音楽の大きな画期となりました。
その後の『
月の光』(1974年)をはじめとする冨田のシンセ・アルバムの世界的成功、1980年代初頭の
YMOの大ブレイクに至るまで、70年代を通じて日本の先駆的音楽家たちによる実験的なシンセ・アルバムが数多く制作されました。
そうしたシンセ黎明期の試行錯誤を記録した作品の中から、未CD化で現在入手困難となっている貴重作を中心に復刻するシリーズ〈日本シンセサイザー音楽の曙(あけぼの)〉4タイトルが、3月18日(水)にソニーミュージックより発売されることが決定。全体監修を手がけるのは、日本のシンセサイザー・プログラマーの先駆けであり、現在は一般社団法人・日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ名誉会員を務める
松武秀樹。日本のポピュラー音楽のミッシング・リンクを埋める、シンセ・マニアならずとも注目のリイシューシリーズです。