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ストックホルムのポストパンク・バンド“バイアグラ・ボーイズ”、新作アルバムをリリース

ヴァイアグラ・ボーイズ   2025/04/25 12:54掲載
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ストックホルムのポストパンク・バンド“バイアグラ・ボーイズ”、新作アルバムをリリース
 〈コーチェラ 2025〉にも出演したストックホルム出身のポストパンク・バンド、バイアグラ・ボーイズ(Viagra Boys)が、新たに立ち上げたレーベル「Shrimptech Enterprises」よりニュー・アルバム『viagr aboys』を4月25日(金)にリリースしました。

 本作は、長年のコラボレーターであるPelle Gunnerfeldtとの共同プロデュースにより制作され、バンド特有の鋭い観察眼に基づくユーモアと、“全てを同時に破壊し、同時に何も壊さない”という独自のスタイルを体現したもの。現実と高尚な芸術の対比が織り交ぜられた作品となっています。

 バンドは2023年から2024年にかけての大規模ツアー終了後、スウェーデンに新たなスタジオを設立し、レコーディングを開始。リード・シンガーであるSebastian Murphyは「僕たちは多くの時間を共に過ごし、たとえ20分だけでも、ほぼ毎日スタジオに入っていた」と語っています。制作が進むにつれ、バンド特有の衝撃的なサウンドに新たな層が加わっていき、「The Bog Body」ではサックスがベースのコード進行に乗り、シンセが縁を焦がすように鳴り響き、「Waterboy」では哀愁漂うハーモニーと重厚なベースラインが交錯し、「Store Policy」ではMurphyの鋭利な歌詞を伴う終末的なダブ・グルーヴが展開されます。

 また、アルバム・オープナーのリード・シングル「Man Made of Meat」では、リード・シンガーであるSebastian Murphyが「あなたの母親のOnlyFans」について嘲笑し、LL Beanの女性用セーターをタダで手に入れようと願い、そして最後には豪快なゲップで締め。続く2ndシングル「Uno II」は、この1年、獣医通いが絶えなかったというMurphyの愛犬・Unoから着想され、過去にバンドが風刺してきた陰謀論者たちの偏執的な心理と呼応する“陰謀的な不安感”が描かれています。

 〈コーチェラ 2025〉出演を皮切りに『viagr aboys』を携えたツアー〈Infinite Anxiety Tour〉を開催中のバイアグラ・ボーイズ。秋には2年ぶりとなる北米でのヘッドライン・ツアーが控えており、9月10日(水)のバンクーバー公演に始まり、シカゴ、ニューヨーク、アトランタなど全23公演を予定。現在チケットは発売中です。



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Photo by Fredrik Bengtsson

■2025年4月25日(金)リリース
バイアグラ・ボーイズ
『viagr aboys』

LP、CD、カセット、配信でリリース
row.vboysstockholm.com

配信リンク:
shrimptech.lnk.to/viagr-aboys
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