新しく生まれ変わったVAIOのCMが続々オンエアされていますね。新直感操作モード「Do VAIO」の、かつてない操作感をアピールする2つのCM(“DO VAIO篇”“DO VAIO/type V篇”)に続いて、最近ではポータブル・ミュージックプレーヤー「VAIO pocket」のCM“Flying High篇”でもアレンジ違いで同じ曲が流れています。こちらの曲のプロデュースはCMなどの音楽制作会社の(株)サーティ−スが手掛けており、この曲の元となっているのは、73年にヒットした
スピナーズの「Could it be I'm falling in love(邦題:フィラデルフィアから愛をこめて)」です。
“この曲よく聴いたよ!”とは言う方は多いかも知れませんが、これをスピナーズの曲だと答えられる方は結構なソウル通のはず。彼らはデトロイト出身のヴォーカル・グループで、モータウンに所属していた60年代の曲「イッツ・ア・シェイム」なども有名ですが、アトランティックへ移籍後の70年代にはさらに数多くのヒットを放っています。あらためて今聴き直してみると、その聴き覚えのある曲の多さに驚かされることと思いますよ。「Could it〜」が収録された73年作
『フィラデルフィアより愛をこめて』は、名プロデューサー、
トム・ベルによる洗練されたサウンドと、
フィリップ・ウィンのしなやかなリード・ヴォーカルが印象的な作品で、いずれも大ヒットした「いつもあなたと(I'll Be Around)」「たわむれの愛(One Of A Kind (Love Affair))」なども収録された名盤。
テンプテーションズなどと比べて、あまりにも知られなさすぎるような気がしますので、今一度再評価を希望したいところです。
なお、CMヴァージョンはスピード感・浮遊感のあるかっこいいアレンジとなっていますが、CDなどは発売されていません。CMは
SONY VAIOのページ、“CM情報”にて視聴できますので、こちらでお楽しみください。
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